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秋風琴音中学時代その4

作者の知人がニコニコでラジオを上げています。よかったら聞いてあげてください。というかおねがいします聞いてください。TMPで検索を!


あと、作者がツイッター始めました!よかったらフォローしてー!

 放課後、私は体育館に集まった大勢の保護者や生徒が見つめる中、神楽坂くんと一緒にステージに立たされていた。見ている生徒の中には私をいじめていたクラスメイトも混じっている。

 先日神楽坂君が女子生徒にバケツの水をかけたこと。そのことがPTAに伝わり、ここまでの事態に発展したらしい。

 そして、私たちが教師から要求されたことは二つ。

 ひとつは、これまでのいじめを女子生徒に謝罪すること。

 もうひとつは、今後そのようなことを一切しないことを宣言すること。

 簡単に言ってしまえば、彼女たちがやったイジメすべてが私たちになすりつけられたのだ。そして、ここで謝った瞬間、もう私が助かることは絶対なくなる。

 教師がPTAに簡単な説明をする中、絶望でため息もつけない私とは逆に、神楽坂君の顔にはどこか余裕があった。


 「……ったく、どっちが被害者か知ってるくせに。ここの教師ってタチ悪いよな?」


 「……」


 あの日以来、神楽坂君と話す気にはなれなかった。……彼だって、私をいじめて楽しんでいたのだから。


 「ま、心配すんな。万事うまくいくからよ」


 「……お前なんか」


 信じた私がバカだった―――

 そう怒鳴ろうとしたとき、話を終えた教師からマイクが手渡された。

 結局、助けてくれる人なんかいなかったんだ。

 そう思いマイクを受け取ろうとしたとき


 「はい、こっからは俺の出番だ。まかせとけ琴音」


 「え?」


 神楽坂君にマイクを奪われた。


 『あーテステス、ただいまマイクのテスト中。よーし、ちゃんと通ってるな。はい、発表します!ここにいる秋風琴音はいじめられていると訴えていた生徒たちからいじめられていまぁす!!』


 瞬間、体育館中がしんと静まりかえった。 

 大人たちは神楽坂くんの言葉がすぐに理解できないのかポカンと口を開けているが、私が黙った理由はそこではなかった。


 (神楽坂くん今……私の名前)


 「お、おい神楽坂!何を言い出すかと思えば言いがかりを」


 「おやぁ?先生だって、そこのバカどもに加担してだんまり決め込んでたでしょ?事情を知ってたのに言いがかりってのはおかしいなぁ」


 「お、お前ら兄弟はそろいもそろって……」


 『いいですか先生。我が校でイジメはなかった。そうですね?』


 『ですが、秋風は』


 『先生、あなたにだって家庭があるでしょ?あなたがもし左遷などさせられたら大変でしょうねぇ』


 「こ、これは……!」


 「はぁいただいま流れている放送はいじめの事実を隠ぺいしようとした校長あ~んど教師の会話です。さらに、こちらはいじめの瞬間をカメラに収めた貴重な写真です!」


 そういって神楽坂くんは何枚もの写真を保護者達に向かってばらまいた。その中の一枚を覗くとそれはつい先日、私が女子トイレに連れ込まれた時の写真だった。

 

 (もしかして神楽坂くんがすぐ助けてくれなかったのって……この写真を撮るために……?)


 たしかにもし何の対処もせずただ私を助けていたらこの場で写真を出すなんてことはできなかった。この証拠がなかったら、こんなことは起こるはずがなかった。


 『これはどういうことですか!』


 『先生方!あなたたちが言っていたことと全く逆じゃないですか!』


 「っふ。おいいじめっ子共、これで決着だ」


 見ると、いじめの主犯格が舞台のそでで恨めしそうにこちらをにらんでいる。


 「神楽坂……アンタァ!!」


 「俺は裁判だってマスコミだってなんだって相手取る準備はできてんだ。やるならとことんやってやるよ。この勝負……」


 そして神楽坂くんは、高らかと叫んだ。


 「俺たちの勝ちだ!!」


あ「ひっさしぶりすぎるわよ!!」


うわ唐突な第一声ですね。


あ「当たり前でしょこの馬鹿が!なに執筆サボってのらりくらりしてんのよ!!」


いや、自分にもいろいろ事情があって


あ「言い訳してる暇がある?」



……ないです 


あ「はい分かったら執筆ぅ!!」


はいぃ!!

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