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under 500 Ⅱ

第73系世界線

作者: 勢海仙

今は何だ?


今はどこだ?


どこの何だ?


すぐ変わる。


一日にコロコロ変わる。


世界線とか、まだよく理解できない。


一年、どっぷり浸かってるのに、分からない。


ただ、第73系世界線の時だけ、異様にモテる。


スマホの右上の電波のマークみたいなものの左に、【第73系】みたいに、表示される。


それで、今は【第73系】なんだ、みたいに知る。


そこまでは、理解した。


さっきまでは、【第5系】だったから、今もそうだろう。


スマホの右上を見てみると、シャキーンと音が鳴ったかのように、キレ良く、【第73系】の文字に入れ替わった。



一回、短い息を吐いた。



前からは、馴染みのある美女が来ていた。


後ろを振り向くと、美女たちの視線が貫きそうな勢いだった。


擦れ違うワンちゃんも、足元で止まろうとした。


電柱、植え込み、停車中の車の陰、などなど。


美女がわんさか、いる。



この世界線だけは、時間が長くてもいい。

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