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ふたりの共有物

作者: Soraきた

冷たいね

なんで、そんなに冷たいんだろう

僕の質問に何も答えてくれない



答えが

あたりまえのことでも

氷山の一角の事でも

ぼくにとっては

それでじゅうぶんなのに



曇りでも

晴れでもない天気の下で

答えが出ないのも

仕方がないことか



言い訳をするのには

ぼくがまだ準備ができていないから

もう少し

あとでもいい



せめて

ふたりでの共有のものは

ここに残しておいてかまわないから



カレンダーに記してある

行事のうち

君の分だけは

消し込んでいくしかないね



真新しい料理本は

まだ2、3ページ分を作ったところ

ぼくも

これから挑戦してみようと思っていたのに


壁にかけてある時計は

2ヵ月前に新調したもの

君がどうしてもと言って

購入したもの


アイロンも調子が悪かったのが

元に戻りかけたところなのに


洗濯機も

これからは

シャツを代表でとして軽いものだけが

ほぼ相手になるね



気づかないうちに

ふたりの共有物の

多いことに

いま気づいた

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