表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
解析者  作者: 朝井 修羅
序章
6/25

大五話「学園の科目と試験」

「そういえばさ」

「ん?なに?母さん」

朝食を終えた後、いつも通り、勉強を始めようと思っていた時、母さんが聞いてきた。


「学園で学習する科目、何にするの?」

「科目?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「うん」


「『剣術科』『魔法科』『十勇士科』『植物、薬科』『迷宮、魔物科』『鉱石、鍛治科』『農業、料理科』の6つのうち、2〜4つ選んでその科目を受けるのよ」

「十勇士って?」


「天命で、剣士と魔法士以外にも10種類あるのは、知ってるわよね?」

「ああ」

「その残りの天命なんだけど、剣士と魔法士よりも格段に強い代わりに、世界に一人ずつしか居ないのよ。だから、まとめて十勇士って呼ばれてるの」

「その十勇士って、詳しく言うと、何があるの?」


「聖騎士、二刀流、暗殺者、弓士、魔剣士、魔術師、魔導師、精霊魔法士、拳闘士、そして、超越者」

「その詳細は?」

「それを学ぶんでしょ?」

「それもそうか。んじゃ、迷宮って?」


「そのことについては、近々やるわ。で、何にするの?」

「俺は、『剣術科』、『魔法科』、『鉱石、鍛治科』、の三つかな」

「私は、『魔法科』、『十勇士科』、『植物、薬科』かな」

「それを選んだ訳は?」


「剣術と魔法は、学んでおいて損は無いし、自分の剣は、自分で作りたいから、かな」

「魔法は、単純に好きだから!他の二つは、興味がわいたからかな」

「ふーん。ま、いいんじゃない?」


「そういえば、学園行ったら、どこに住むんだっけ?」

「寮になるわね。男女は別々らしいけど」

「あ、そう」

「あ、お兄ちゃん、残念そうな顔してる?」

「そんな訳あるか。俺は妹がいれば充分だ」

「え、何それキモい」

「お前、絶対変な解釈してるよな」


「はいはい、アホなこと言ってないで勉強続けるわよ。今日は学園の話しちゃってたし、ついでだから、試験の話しましょうか。

「試験の話?」

「そう。大雑把だけど、どういった感じの問題が出るかね」


「まず1つ目だけど、魔法の基礎ね。六大属性の種類や、基本的な詠唱についてね。

2つ目は、算数ね。まあこれは、本当に簡単なものしかないわ。

3つ目は、地理。どの方角にどの種族が住んでいるのか。これは来週にでもやるわ。

4つ目は、剣術ね。まあ、これは別に出来なくてもいいわ。

最後は、魔法陣の展開ね。紅、魔法出すんじゃないわよ」

「わ、分かってるよ。そんくらい」

「本当に? ま、こんだけ出来ればいいから、残りの勉強ももうほとんど無いし、頑張ってね」


「おう」

「うん」

お読み頂きありがとうございます。

誤字、脱字がありましたら、指摘の方、宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ