問題
やっぱり投稿しませんでした。
楽しみにしてくださった皆様、申し訳ありません。
「孤児院で魔力の暴走じゃと?」
「はい。建物は半壊し、暴走を起こした子供は魔力の枯渇により危険な状態、他の子供はその子を恐れるようになり看病はシスターのみでそのシスターも看病疲れで、疲れきって他の子供達の面倒が出来ない状態です。今は奥様の命で他の子供達の面倒はメイドが派遣されておりますが、このままでは暴走を起こした子供とシスターの命に危険があるかと存じます。」
魔力の暴走とは子供が魔力をもて余す程に魔力過多な子が起こす現象である。もし使い慣れれば将来はエリートな魔術師にでもなれる程だろう。
そして最悪な事にシスターは、このスインでは一人しかいない。先月、年老いたシスターが引退し若いシスターへ引き継がれたばかりだったのだ。
「まだ食糧難のがましじゃったよ…しかし魔力の暴走…か、希望はあるでな。早速相談してみよう。魔力過多なんぞ滅多に会わんから、わしらだけではどうにもならんからの」
「?相談…でごさいますか?どなたに?」
「帰宅途中に治癒魔法使いに会ったんじゃよ」ニカっ
「やれ、魔力の暴走か。将来は有望だな。はははっ」
「笑い事ではありませんよ、王子。」
「ハーベストは固いなぁ。冗談だよ。…半分はな」
「私にその子とシスターの治癒、魔力制御を教えれば宜しいのですか?」
「そうじゃよ。建物はこちらで直すか建て替えるかするからの元凶をどうにかせんといかん。」
「では私は明日は孤児院に参ります。」
「すまんが頼むよ。」
そして解決案を練りながら食事を楽しみ、今日は休む事にしました。