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魔女の薬茶館  作者: 風見 穏香
3/9

お客様

それから五百年後……

私は水の国の王都スーレンへ降りたった。

それから5年程たった頃…



チリンチリン♪


「フェルド様、いらっしゃいませ、お早うございます。」

「ティナ、おはよう。いつもの頼む。」

「畏まりました。」ペコリ


このフェルド様は商業ギルドのギルマスです。朝が弱くこうして毎朝、眠気覚ましのコーヒーか二日酔いに効くお茶を飲むのが日課となりつつあります。


そして朝のお客様のほとんどがコーヒーお目当てです。


仕事をしている方は、1日の始まりはこのコーヒーを飲んでから…と言う方が多いです。




このお店は王都の外れに位置しますが営業時間がかなり早く、朝5時から夜9時閉店。お陰様で、外れにあるのに盛況しています。




症状が酷い時は治癒魔法も使いまがこの王都ではあまり怪我をする人は居りません。騎士様や冒険者が守って下さっているからです。




私は薬草やハーブと果物はフルーアー様の聖域で育てた物を仕様している為、お金が節約が出来き、尚且つ最高品質な物が提供している。お金もお財布に優しく、有料で甘さ控えめなケーキも日替わりで出している。

例外も有りありますが甘味の高価なフルーアーでは好評で、時には貴族の方々から遠くの国からやってくるお客様までいる。








チリンチリン♪


「ベアー様いらっしゃいませ、こんにちは。」

「…こんにちは。」「今日も蜂蜜パンケーキと疲労回復系のお茶でよろしいですか?」

「ん。」コクン…


此方のベアー様は熊の獣人で小さな耳が頭の上にちょこん、と存在し、常連様の内の一人で鍛治屋さんを営んでいる方だ。この方が例外に入るパンケーキ、いつもは日替わりだが、ベアー様は常連様なので特別。

あまりお喋りは得意ではないらしく、寡黙な方だ。年齢は40位。既婚者で、休みの日は時々奥様と来る。


「…ご馳走さま」

「はい、お茶とパンケーキ合わせて700Gです」

ベアー様が腕輪をレジの黄色い水晶にかざすと、…チャリン♪と音が鳴り支払われた。


「ありがとうございました。」

チリンチリン♪



この黄色い水晶はお金関係。

ギルドなどの登録は白い水晶で。

用途により色で分けて仕様する。

便利な水晶です。


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