ミノンのVRゲーム
初投稿です。話が終わってないように見えると思いますがご了承ください。
何にもしたくない。学校行きたくないなぁ。ああ、今日は金曜日だけど来週は学校がある。
高1だが学校になじめないでいた。
そんなわけで俺、赤辺穣は夕方から自室のベットでボーとしていた。
「みのるにい、ゲームしよ?」
いつの間にか部屋に入ったのか、妹(恵美)がそう言う。
(ほっといてくれ。俺はもういいんだ)
布団にくるまって寝たふりをする。
「にいがいれば、もっと早く攻略できるかもなのになぁ」
無視だ無視。やらないって言ったらやらない。
「あれ?怖いの?いつも最強のお兄ちゃんはVRゲームが怖いの?」
・・・結局、やることにした。
「それつなげて」
妹の挑発に乗ってしまうとは、何とも情けない。
「後はインストール待つだけだね。楽しみだねお兄ちゃん!」
妹の笑顔がまぶしい。やめてくれ、つらいんだ。
「後はできるよ」
「だーめ。仕上げが残ってるの」
仕上げ?接続も問題なく終わった。まだ何かあるのか?
「だめだよ私に任せないと」
・・・仕方ない。ゲームができるのも恵美のおかげだし。
金曜日の夕食を食べ、部屋に戻る。恵美も一緒だ。
インストールは終わっていた。
「はい、これつけて」
ベットに寝っ転がり、渡されたものをつける。
大きなヘットフォンのような機械だ。ヘットギアというらしい。
「ちょっと待ってて、仕上げするから」
待たされる。カチカチとマウスをいじる音がする。仕上げってなんだ?
「ユウキにいがやれって言ってた。処理の最適化とかでやったほうがいいよ?私もやってよくなったもん」
環境によって設定を変えるのか。それは専門家に任せたほうがいいだろうな。
ユウキにいはうちの長男でゲーム会社に就職してる。
「適応っと。よし準備できた。右のボタンを押して?始まるよ」
「これか」
言われたとおりにヘットギアのボタンを押す。
「んじゃ、キャラメイク頑張ってね」
『スタートアップ、しばらくお待ちください』
ヘットギアから聞こえる。
『ユーザー認証。”ミノン”・・・登録しました。ゲームを開始します』
ん?俺の名前はみのるだぞ?
直後、ふわっと黒い空間に落ちていく感覚がある。
ぱっと電気がつくように世界が現れる。
白い部屋だ。転生なら神様がいそうなへやに横になっていた。
「初めまして、ゲームシステム担当のエラー子です。基本操作の確認と、初回起動時の調整を行います」
エラー子。このゲーム最初期にバグが頻発してそのたびに出てきたのでそう呼ばれているらしい。
「目を閉じるとメニューが現れ、一番下の項目がログアウト、その上が設定となります。選択方法は目線を合わせると右に選択項目が現れます・・・・・・・・」
確認の後、ストレッチみたいなのをして体の調整をした。
違和感が減って動きやすくなったところで設定は終了した。
「・・・・後から変更したい場合は設定から変更可能です。以上で基本設定を終わります。それではゲームをお楽しみください」
(あれ?キャラメイキングは?俺やってないよ?)
視界が真っ暗になり地面が押し下がるように落ちていく。不思議と恐怖はない。
次の瞬間、地面に足がつき視界が明るくなる。世界が広がっていく感覚がした。
まぶしくて真っ白だった視界が徐々に慣れていって中世の街並みが見える。
あたりを見渡す。何人もの人がいる。全身鎧を着こんだ人、猫耳の人、鱗のある人。
真後ろには大きな噴水。広場の周りは石造りの家々。
(すごい!これがVRゲーム)
しばらくあたりを見て、楽しんでると、周りの視線にきずいた。
じろじろ見られる。視線が痛い。トラウマを思い出してぶるっとする。
だが、視線は奇妙なものをみるようなものではなく、もっと違うものだった。
(あれ?そんなにきょろきょろしてた?それとも初心者勧誘とかするのか?)
とりあえず、兄を探すか。大きな白い盾を持った騎士、キャラ名はユーシェルだって。
見回すと、ちょうど向こうからその特徴に該当する人がカシャカシャと歩いてきた。
「ユーシェルだ。ついてこい」
よかった。誰だかわからない人に話しかけるのは怖いからな。
呼ばれたのでついていく。まじかに迫るとでかい。自分の身長の2倍ぐらいある。
そういえばこのせかいでかいな。俺の身長が150cmだとしても周りの人の平均身長が2m以上はある。
建物やベンチとかもその大きさだ。
「兄ちゃん?」
ユウキにい。最近会ってなかった。
「そうだよ。おまえはミノンだからな。ロールプレイしろよ」
ロールプレイか。立ち並ぶ中世な街並みを見ながら考える。
魔法があるんだよな。このせかい。
(俺の魔法を受けてみよ、的な?)
いや、なんでロールプレイで中二病っぽくなるんだよ。
ユーシェルは立ち止まる。俺も止まると、目の前に少女がいた。
考え事してたので気づかなかった。
美少女だ。まぁゲーム内だし、普通だけど。
長い銀髪、耳が生えてるので獣人なのだろう。その面影は知っている気がする。
「・・・ラスクです。お兄ちゃん?」
やっぱりか、とみのるは思う。そういえば恵美はラスク好きだったよな。
ラスクと名乗った少女は驚愕の表情をしている。
「こいつのキャラ名はミノンだ。くくく」
対してユーシェルは笑っている。
「ユーにい、これはどういうこと?」
「まぁまぁ、二人とも並んで、ハイチーズ」
ユーシェルは両手の親指と人差し指で四角い枠を作り覗き込む。
パシャっと音がする。いかにもカメラの音だ。
「いいもんが取れた。あげるよ」
ポンッとインフォメーションの音がする。
目を閉じてメニューを確認するとメールが来てた。
メールはユーシェルから。1枚の画像だけがついていた。
画像にはラスクが二人。いや、右側は怒ったような、あきれたような表情。
ちょうど目の前のラスクだ。
対して画像の左側にいるのは疑問符を浮かべてそうな表情をした、ラスクそっくりの少女。
俺は首の後ろに手をまわしてみる。すると髪の毛が手にあたる。少しひっかけて前に持ってきて見てみると、銀色の長髪だった。ついでに頭の上に手をやると柔らかい耳が生えていた。
どうやら画像の左側の少女は俺のようだ。
(これ、ネカマになるよな。キャラ作り直すのにはお金かかるし。このままでやるしかないよな・・・)
ユーにいの言うロールプレイは妹をすることだったようだ。
「ユーにい! あのファイルはこのためだったのね!」
ラスクは怒りユーシェルに殴りかかっていた。
しかし、ユーシェルは笑いながら「最高だぜ」とつぶやくだけだった。
やっぱり文章は苦手です。図で説明したほうが早いというか・・・
つたない文章ですが最後まで読んでくださってありがとうございます。
いつか連載とかしてみたいです。




