5/6
第5話 ハトコ かいものにきく
わたしはハトコ、あだなは、ばかなこ。
バカなこだって、
センスないな、ばばぁは。
「ばかなこ――はやく朝メシたべちゃいな」
「うるさいなぁ、ばばぁは」
モグモグモグモグ
モグモグモグ
まずいメシだなぁ、まったく。
それでもわたしはきぶんがいい。
モグモグモグモグ
モグモグモグ
「で、きょうはなにすりゃいいの?」
「ああそうだね、かいものたのむわ」
「きのうもいったじゃん、そのとき いいなよ」
さいきんはこんなちょうし。
ばばぁはもうおこらない。
どうしようもねぇばばぁだよ。
ほんとにほんとにつかえない。
それでもわたしはきぶんがいい。
そういえば、
もうすぐれべるが100になる。
ドキドキドキドキ
してるのだ。
「よう、ばかなこ!」
さかなやのじじいだ。
「これあまったからもってきな」
「さんきゅーじじい」
なぜだかとってもきぶんがいい。
かいものおえて
かえってきたら
ばばあがなんだかきげんがわるい。
「なんでかえってくるんだい、
――ほんとにバカなこだよ」
ばばあはそういったきり
しごとにもどる。
「……センスないね。」
かってにおいだそうとするなんて
わたしはすこしかなしくなった。
そのとき、いきなりふぁんふぁーれ。
とうとうわたしはれべるが100になった。




