表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

394話 嘘だろ?


「七草を探しに行こう。」


今日は1月7日、七草粥を食べるために神楽阪から少し北の講演に到着した。


「せりなずな、ごぎょうはこべら…」

「そうやって探しても見つからないよ♪」

「誰ですか?」

「誰って酷くないかな!私だよ!」

「私って言われても…って心愛かい。もしかしてここら辺に住んでるの?」

「そうだよ。この公園のあるあたり…大学じゃ北町って呼んでたんだけど、私ここら辺に住んでるんだ~」

「へぇ~…知らなかったし知りたくもなかったよ。」

「あれれ?酷くないかな?せっかく私に話しかけられて答えたんだから…付き合ってもらうよ!」


こういう女子に絡まれたらきちんと付き合うべきだ。そして適当に逃げるのが一番いい。


「あった…はこべら!」

「良かったね!こっちはまだ見つかってないよ…助けてよ…」

「…さらばだ!」


逃げてしまった。あーあ、彼女から逃げたら大変なことになるというのに。どうしてバカみたいな考えをしてしまったのかな?


「というかスーパーに行けばいいと思うんだよ。スーパーならセットが売ってるしな。」

「いらっしゃいませーって飛翔じゃない。久しぶりだね。」

「光か。元気にしてた?まさかここで働いているとは思わなかったよ。」

「いやぁ、前のアパートに戻りたいけど…ここまで遠いじゃんね。大家の機能も誰かに譲りたいけど…まぁ、無理だよね~」

「あはは…僕があのアパートに戻って…大家になれたらいいのにな。」

「そうだね。ところで、飛翔の後ろの子は誰?たぶん飛翔を探していると思うけど。」

「…ところで七草粥のセットはどこですか?」

「正直に話しなさい。」

「…っと、わかんないや。本当にわからんの。ところで、七草粥のセットないの?」

「…飛翔が来た時のお客さんが買い占めて…今はないよ。」

「じゃあ、私と取りに行くしかないよね?」

「…心愛ちゃん…」


抱き着かれ…光さんが驚いた顔を見せたのを最後に眠りに着いた。気が付いたら公園で心愛が微笑んでいた。


「ほとけのざとなずなを見つけたよ!」

「良かったね…」

「あとはごぎょうだけだけど…見つからないね。」

「見つからないなら帰る…ってごめん。」

「飛翔、私から逃げられるとは思わないでね♪」

「はい…」


こうしてなんやかんやで七草を見つけた。見つけ終わったころには夕方になっていた。


「チャイムが鳴ったね。じゃあ、私の家に行こうか。」

「いやです。というか自分の家にも用意してあるんだよ…」

「あるの?じゃあそっちにお邪魔してもいい?」

「お邪魔するなら帰って。」

「飛翔って、家に正妻いないんでしょ。」

「…え?」

「そうだよね。結花さんは卒業論文を書かされて…可哀想なのにそっちに行けないの…可哀想だよね?ねぇ、可哀想だよね?会いたいのに会えないの…辛いよね?」

「…で、心愛は何がしたい?」

「もちろん簡単な話だよ。飛翔の正妻の座を奪いたい。私以外見れないようにしたいな♪」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ