392話 あけおめ、そして、ことよろ
「あけましておめでとうございます!」
「今年も一年…よろしくね!」
加茂駅前の、小さな神社。小さい神社に集まったのは、去年の打ち上げの熱気が収まらない26人の馬鹿どもだった。
「今年度の目標は…」
「葉子、今年度は4月から。今年の目標を決めようか。」
「梨穂ちゃんの言うとおりだよ!」
「よっしー、そういうあなたの目標は?」
「私の目標は…みんなと仲良くかな。やっぱり仲良くした方がいいのかなって…」
「それが一番いいよ。私も同じ。」
「沙恵…やっぱり私の友は沙恵だけだよ!」
「私も吉乃が一番好き!」
「…明日海、私たちもこういう営業した方がいいのかな…」
「波音、あれは百合営業じゃないよ。」
「ところで…飛翔は今年どんな目標を立てたのですか?」
「…やっぱりみんなと仲良くしたい。あと、もっとこの世界を知りたいかな。」
学園都市バルトニア…こんな正式名称は一生使わないと思うがこの世界では学生たちがいろいろなことを頑張っているらしい。特に料理文化においてはかなり重要視されている。そして卒業するための試験は…かなり大変らしい。しかも…
「今年は4月に正式発表されるけど…今年は500名を超えるみたい。」
「500!?真音さん…嘘をついてはいませんよね?」
「嘘はついてないわ…ところで…卒業式はいつやるの?」
「卒業式は3月に学園ごとに行われるわ。どうして急にそんなことを聞いたの?」
「もしかしたら私たちが行かないといけないのかなって。」
「それはないわ…それに、その日は魔王直々に呼ばれているもの。」
「それは僕たち?」
「そうだよ。ところで波音…つかぬことをお聞きするけど…どこ大学出身だっけ?」
「私…宋高なんですよ。中町じゃないんです。」
「沙恵と同じか~」
「でも波音は学部が違うんだよ。私が教養学部で、波音は法学部。」
「そうだったんだ~私と同じだね!」
「心愛ちゃんは学校が違うでしょ。法学部だけど。」
「え~!!!!!」
「なんだかキャラが作られていくのに…私は無キャラかな…ねぇひーくん。」
「飛翔の事をひーくんというならそれは雪のキャラじゃないの?」
「真音!ありがとう!」
「いいってことよ。」
「それじゃあ次に会う時はキャラづくりをしましょうか。こんな一話で大丈夫かしら。」
「今回は原点回帰ということで。緩く、優しく、そして楽しくでしょ。」
「…葉子と飛翔、話が筆者目線になってる。」
「そうだね~」
「僕何も知らない~」
「…甘酒のおかわりはいる?」
「私はいらない。甘酒あまり好きじゃない…」
「さよちゃん…好き嫌いはよくない。」
「飛翔は苦手なものがないのか!」
「実は…いくらの寿司についてるキュウリが苦手…あれ青臭いじゃん!」
「それはちゃんと食べなさい!」
「ふふっ。これから一年間、よろしくお願いします。」
「沙織、帰ろうか。」




