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記憶

モヤモヤする

なんか言葉では表せないけれど胸の奥がザワつくような

レイを嫌いになりそうだ

なんで

なんで

なんで

こうなってしまったのだろう


『ユウ飯食わねぇのか?』

「あぁいや、ごめんちょっと考え事してて」

『そっか、てかお前が惚れた嬢ちゃん可愛いなお前が惚れるのもわかる』

「そう...」

(なんで平然とそんな事言うんだよ...お前だって俺の心を感じとれるはずだろ...ふざけんなよ)

「レナさんのことはもういいの...?」

『あぁ、もう落ち着いたあの嬢ちゃんのおかげでな』

「だからあの人と付き合うのやめとけってあれほど言ったのに」

『すまんすまん、てかあの嬢ちゃんの名前教えてくんねーか?いつまでも嬢ちゃんだと不憫だろ』

「希道 ヒカリ先輩だよ...」

『ヒカリちゃんか可愛い名前だな』

(ほんと何にも先輩の事知らないんだな、いつも俺が先輩の事沢山話しているのに...最初に好きになったのは俺なのに...)

『んあ~やっぱり怒ってっか?嬢ちゃんに俺が抱きついちゃって』

「別に...」

「ごめんって俺が1番大事なのはお前だからな」

(どの口が言ってんだ)


「おはよ~ユウ後輩」

「おはようございます、希道先輩」

「あれれ、なんか落ち込んでない?」

「...」

「やっぱ昨日の事?頑張って私が励ましてあげたのにな~結構恥ずかしかったんだよあれ」

「...」

「...何があったのか良かったら聞かせてくれる...?私でよければ相談にのるよ」

(あぁ、やっぱり希道先輩は優しいな)

ズキッ

あぁまただ心の奥がモヤモヤするような

辛い

「ユウ君...?顔色悪いよ...大丈夫?」

「大丈夫です、先輩」

「ほんとに?」

「大丈夫ですって!!」

ビクッ

先輩が驚く

怒鳴ってしまった

「あっ、すいません...僕用事があるので失礼しますね」

そうして僕は逃げるように学校に向かった


『おいユウなんであんな事したんだよ!!』

「うるさいなぁ!僕だってわかんないよ...」

『あんな態度とるこたぁないだろ!』

「ッッ!なんで先輩を守りに行くんだよ...僕だって辛いんだ...なんで...たった一人の家族じゃなかったのかよ!俺が1番大事なんだろ...」

『あ、いや、ユウ、ごめ』

「うるさい!!話しかけるな!!!」

そう言うとレイは何も言わなくなった

「たのもーユウ君はいますかなー」

「なんですか....先輩」

僕はあきらかの不機嫌そうな声でそう言った

「一緒に秘密基地にいかない?」

「...いいですよ」


「ユウ君、悩み聞かせてくれるかな...?」

「...自分の友達が自分が好きな子のことを好きになってしまったんです...」

「そっかそれは辛かったね」

「どうすればいいでしょうか...」

(自分が好きな先輩に聞くのもおかしいな、でも知りたい)

「うーん、少し普段と雰囲気変えてみたら?この前のタメ口のユウ君かっこよくて好きだよ」

(ッッ!なんで...それは僕じゃなくてレイだ...僕じゃない...なんで先輩...)

「やっぱりタメ口だと印象変わるよね~」

ドン

僕は机を叩いた

「なんでなんですか!!先輩!!どうしてですか!!」

(どうしてレイなんか)

「どうしたの...?ユウ君怖いよ」

「先輩なんか嫌いだ」

そう言って僕は秘密基地を出て外に走っていった


外は雨が降っている

辛い...どうして...もう...疲れちゃった

レイって家族なんだっけ...いつからいるんだっけ...どうして憧れるようになったんだっけ


僕は昔、親がいなくてよくいじめられていた

「やーい、お前だけ運動会親こなかったじゃーん!」

「親無し!」

「親無し!」

「いや...やめてよ」

『見てられねーな、変われよユウ』

「おい、お前らユウをいじめんじゃねぇ!」

そういって〇〇はいじめっ子達に殴りかかった

それから僕はいじめられる事はなくなった

そうだ

これが憧れるきっかけだった

とてもかっこよくて

こんな自分にもいた味方だった

《そうだ、だから俺はレイに憧れているんだった》



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