第2話「どこだここ?」
俺は目を開けると辺り一面真っ白な部屋にいた。
なんだここは…天国か?
犯罪とか特にしてないし、地獄ってことはないだろう。
てか、俺浮いてるし。
ラノベの異世界転生モノでよく出てくる魂だけの状態って感じか?
というか本当に何もないな。
俺はどうすればいいんだ?
何も起きず、どうすればいいのか考えていたら、突然部屋が輝きだした。
突然のことに無意識に目を瞑ってしまう。
(なんなんだよ、眩しいなぁ)
輝きが収まったのを感じて目を開けると、目の前にワープゾーンのようなものがあった。
中を見てみるとそこは逆に真っ黒な空間だった。
(なんだこれ?ここに入れってことか? ていうか、そうするしかないよな)
俺は、どうせ死んでいるんだからこれ以上ひどいことはなにも起こらないだろう、と楽天的に思いながらワープゾーンに入った。
しかし入った途端、右手の甲に激痛が走った。
(いってぇ!まじいてぇ!あのひったくりのおっさんに刺されたときくらい痛ぇぞ!)
そして痛みが収まると、右手の甲に痣のようなものができていた。
(なんだこの痣…紋章?のようにも見えるが。てか、魂に傷入れられるってヤバくね?)
(まぁいいか、なんか眠くなってきたし。このまま天国か異世界に行けたらいんだけどなぁ)
意識が途絶える寸前、人の気配みたいなのを感じたが気のせいかと思い、そこで意識が途絶えた。
〜健人がいなくなった白い部屋〜
絶世の美女という言葉がすぐに浮かんできそうな女が健人を見送ったかのようにただずんでいた。
金髪の長い髪、澄んだ空のような碧眼、体は胸が巨乳で、腰はこれでもかとくびれている。
(行ってしまいましたか…。今、異世界アースタシアは危機に瀕しています。救えるのはあなただけ… 。私の力、あなたに託しましたよ。無事に世界を救ったあかつきには…ふふふ)
そうして謎の美女は姿を消した。




