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帝国軍と対峙

私は、王子からの手紙を一日千秋の思いで待ち続けた。

兵士達は、もう諦めたらって言いたそうだけど、私に気を使ってくれているらしい。


「来たぞ!王子からの手紙が届いたぞ!」

「やった!」って兵達が歓声を上げている!

微妙かな?この状況って。早速、手紙を開く。


「愛しています」


たったそれだけ?手紙の裏を見たり透かして見たけど、それしか書いてなかった。

「うーん。わからない。何かあったのかな?手紙は間違いなく王子からなんだけど」


すぐさま、急報が届いた。

「帝国軍から宣戦布告が届きました。周辺諸国に対して属国になる事を求めています。」


私は目の前が真っ暗になって、その場に倒れた。


夢に出て来たのは、父上だった。

『相手を信じ、自分を信じよ』


(父上、私は、何を信じて良いのですか?)


「女神、起きたのか?」

「あっ。ケイト!」

「仲間が心配しているぞ。元気な姿を見せろ!俺が言うのもなんだが、あの王子は信用できる。きっと訳ありだ。気を落とすな。みんながそう言っている。大丈夫だ。何も心配する事はない」


(父上。私には仲間がいます。信頼できる本物の仲間です。父上。私は仲間を信じてみたいと思います。)


「みんな!ごめん。復活したよ」

「帝国軍との戦争になるけど、また力を貸してくれるかな?」

「当然だ!俺たちゃ仲間だ。今度は女神の為に戦えるんだ。最高だ!」

「おお!女神の為に!」

「女神の為に!」

(ありがとう。みんな最高だよ。ホントにありがとう)



国境線近くに諸国連合の陣がひかれた。総数約一万人。帝国軍も約一万人の兵で向かっているとの事。


私は、この前の戦果を加味されて総大将に祭り上げられていた。諸国を纏めるのに女神という響きが良かったんだろう。神聖な感じがするしね。どこの国からも角が立たない。


対する帝国軍は予想通り、総大将はキム王子だ。

お互いが、敵の総大将として戦わなければならない。運命って皮肉なものだね。


でもね。私は大丈夫なんだ。仲間を信じているから。何があっても仲間がなんとかしてくれる。そんな気がするんだ。諸国連合は強いかどうか知らないけど、私の仲間は強いよ。一枚岩だからね。何度も苦難を一緒に乗り越えたよ。


搦め手の防衛戦とか、囮役とか。敵陣への突撃はキツかったよ。もう二度としたくないって思ったもの。

ビリーを救ったり王女を救ったり、その度毎に仲間は強くなって来たんだよ。負けなしだよ。もうひとりの女神には負けたけど。



キム王子!戦場で出会ったからには容赦しないよ。お互い死力を尽くして戦おう!



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