表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/48

王子と帰郷

「なあ。女神に男が出来たってほんとかな?」

「帝国の王子様らしいぞ!」

「騙されたいるんじゃないか?」

「どっちが?」

「女神が騙されているんだよ。男の免疫なさそうだしな。帝国王子に自らスパイされてるとか?」

「女神なんかスパイしても仕方ないだろ!」

「なあ。普通に結婚話って線はない?」

「ないない」


「父上。ただ今、戻りました!」

「セレナ。愛しい娘よ。元気そうだ。良かった。嬉しいぞ」

「少し事情が複雑なのですが、友人を連れて参りました」

「私は帝国の第三王子キムベルト。キムとお呼び下さい。娘さんに求婚をしています。」

「ほお。セレナを嫁にと。幸せに出来るのか?」

「精一杯遂げます。セレナ嬢は、真っ直ぐで聡明な人。誓って、お嬢様を幸せにします」

「貴殿の信じる神に誓えるか?」

「誓います。必ずや娘さんを幸せにしましょう」

「私の望みはセレナが無事に元気でいてくれる事。よろしく頼む。娘を幸せにしてくれ」


「父上。急な事で申し訳ありません。私も自身のことなのに戸惑っています」

「この青年の言葉にウソはない。信じる事だ。相手を信じろ。自分を信じろ。さすれば、剣が導いてくれる筈だ」

「はい。父上。ありがとうございます」


「君の父上は、言葉少なだが御立派な方だ。芯が通っている。君が素直に育った訳だ」

「素直なんて、とんでもないです」

「そうだ。この娘は決して素直ではないぞ」

「芯が通っていて正義を曲げないのは父親譲りなんですね」

「楽しか考えないぞ!我や人に丸投げだ」

「キム王子。ちょっと失礼します」


「ぺっ」

「汚いな。何をするか!」

「プリちゃん。本当の事なんだけどさ。なんかムカつくのよ。で、あの王子って大丈夫。私騙されてない?父上が剣が導いくって言っちゃったけど」

「我のカンでは、ウソじゃないと思う。奇特な男だ」

「ぺっ」


「女神。何をしている?剣と話でもしているの?」

「まさか?剣が喋る筈などないわ」


私は王子の誠意に惹かれていた。もしかしたら、私の乙女心止まらないかも。やっと私に春が来たのかな?

「キム王子。私は本当に普通の女です。女神でもなければ、領主って柄でもない。たまたま、癒しの能力を持ってて、成り行きで隊長になっただけです。」

「それは以前も言った様に君個人とは関係ない事だ。私は貴女の性格に惚れている」

「私の性格って言われても、ただ好きな事してるワガママな子です。聡明なんて程遠い。難しい事考えずに良心に従って思いのまま生きているだけですよ!」

「貴女は、そのままでいい。その純粋さをずっと大事にして欲しい。自由に伸び伸びして良いんだよ」

「鼻ぺちゃ、胸ペチャなのに?胸はこれから成長するんだけど」

「構わない。チャーミングだよ。僕には君が誰よりも可愛く見えているんだ。ウソじゃないよ」

「嬉しいです。ありがとう」


私達はラブラブだよ。へへへへん。


女神の街に戻った。ん?誰か寄って来た。

「王子!大至急御国にお戻り下さい。王よりの御達しです。」

君もスパイか?ザルだな。王女の検問は!

花壇を荒らさなければ良いけど。お金もたくさん落としていって欲しいけどね。



あーあ。王子が行っちゃったよー。帰って来るかな。手紙くらい欲しいからね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ