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宰相が来ちゃった。

自国に帰って来た。女神の街、発展しているよ。驚くべき速さだ。


花壇にガーベラも順調に育っているね。子供達でかした。

「あー。おばちゃん。久しぶり!」

「うん。お姉ちゃんだよ。久しぶりだな。随分大きくなったね」

「うん。もう少しで、花が咲くかもよ。みんなで頑張ったんだから」

「良い子達だね。君達は!偉いぞ!すごく偉いぞ」

「ふふふ。褒められちゃった!」


何の気なしに王女のドレスショップに入った。ドレスだけじゃなく素敵な洋服が並ぶ。高そうだ。いや、すごく高い。桁がふたつも違うじゃないか!えっ。買ってる人いるよ。どんだけお金持ちなんだ。


隣のケーキ屋も人気みたいだ。並んでやっとお店に入った。美味しいね。このケーキってなんて美味しいんだろう。毎日食べたくなるね。

王女の店って高すぎるよ。儲けすぎ!暴利だよ。経営者出てこいって言いたくなる。会ったら絶対文句言ってやる!


王女御用達のお店は安価な品もあるけど。うーむ。高いな。儲かってるなぁ。利益はいったいどこにいってるんだろう。誰のお店なんだ?王女のひとり勝ちか?

久しぶりに商業ギルドに顔を出してみた。王女の店は私のお店だったらしい。私ってあんな暴利をするお店のオーナーだった。文句言わないでください。


王女のお店も女神ブランドの商品も利益を全て街の投資に使っているらしい。そりゃ発展するわな。投資金額が桁違いだ。ピーターの作る街は素晴らしい。


しばらくのんびりしていよう。

王女を誘ってイチゴ狩りに出かけてみた。


私は村長に聞いてイチゴ農家を紹介して貰った。

「来ちゃった!」

イチゴを食べさせてください。


「姫ちゃん。美味しいね。私は苺大好きなんだ」

「イチゴを自分で採ってその場で食べるってなんて贅沢なんでしょ。こんなに甘くて美味しい苺は初めてだわ」

「ご馳走さまでした」「妾も堪能出来た。ありがとう」

人の良い農家の人はお土産にって苺を持たせてくれた。


街に着くと、なんか物々しい警備付きの馬車がいるぞ!邪魔じゃないか!文句言ってやろう!

「あっ。軍師殿。お懐かしゅうございます。いつぞやは大変御迷惑を。あれ。もしかしてあの人もいたりして?」

「あの人とは私の事かね?」

出たぁあ。宰相だぁあ。


「姫ちゃん!逃げるよ!早く!」

私は衛兵に捕まり馬車の中へ。馬車は領主の館ではなく王女の城に向かった。

「国の資金を使い随分と立派なものを建てたな!女神」

「王女の国からたくさん援助が出ております」

「驚いたぞ!随分と街に投資しているではないか?よく計画された素晴らしい街並みだ。我が国ではトップどころか、数段上をいくものだ。お前にその才能があるとは思えないが。これだけ、街に投資出来るのであれば、借金など楽々返せたものを!」

「滅相もございません。自分のお店の商品も買えぬ身なれど」


「おまえ、もしかして。街と農村の発展しか考えてないのではないか?」

「はあ?他にもあるのですか?」

頭を抱える宰相。だってこっちは素人なんだよ。宰相が戦地だからって私を領主にしたんでしょ。

「よーし。私が来たからには、何とかしてやろう!借金は返せよ!」

(さすが、宰相。少しは役に立つじゃないか!)



「じゃあ!座れ。椅子じゃない。地べたに座れ。王女もだ!私が来た意味がわかるか?」

「すみません。勝手な事をしてしまい。私達が、帝国軍から無事に帰れたのは宰相のおかげです」

「ふむ。わかっているではないか!」


「女神と王女の活躍で周辺諸国がひとつになった。その功績は大きい。だがな。私が貴様の後手に回っているのが、気に入らないのだ。すごく腹立たしい。」

(それって、宰相が個人的に私をお嫌いなだけじゃないか)

「それに王女も勝手に同盟や貿易を始めているじゃないか?私としては王女が身元を保証してくれるなら異存がないが、私に内緒というのが気に入らない。」

(おいおい!本音がダダ漏れだぞ!王女の城だからか?)


「それで、私が帝国のスパイや貿易に関する状況を把握しに来た訳だ」

「ご足労頂き、ありがとうございます。お好きな様にやっちゃってください」


どうする?私。落とし穴でも作って宰相を落とすか?考えただけでもワクワクすっぞ!


宰相のおかげで領内の細かな部分が全て改良された。ちゃんとした国ってこう言うもんなんだね。

いやぁあさすが宰相だわ。こんな小さな領土はアッと言う間に整えちゃったよ。

「どうせ、おまえは何もしないで丸投げしているんだろう。信用できる内政官を配しておいた。ちゃんとお金は返せよ!それとな興味深い事だが、税率定めてないらしいが、ザッと見ると村も街も領の収入が良いのだ。そこら辺は領主の考えで良い。」

「はい。何も出来ません」

「あとは、兵士を帝国のスパイ撲滅の為に回して欲しい。帝国は女神に興味深々らしいぞ!おまえのせいで、帝国は負けたんだからな。用心しろよ!」

「はい」

「おまえの国創り。立派だ。褒めてやる。人々の生活に活気が見られる。良い領主だ。これからも頑張れ!」

「ありがとうございます。」

(落とし穴に落とそうと思ったけど、許してやるか!)



今度は帝国に狙われているんだ!狙うならケイトにして欲しいな。バケモノは不死身なんだし。


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