戦争終結
戦いの後も私は忙しい。兵の怪我を治して回らなきゃ。
カズト君、やっぱり私の心読んでたね。敵の防具たくさん持って帰って来たよ。よしよし。
安心したのか。またもや、倒れてしまった。怪我人多すぎるんだよ。こんなになるまで戦わなくたってって思う。私が戦わせたんだけどね。
私が倒れてる間に味方本陣から、使いが来たらしい。兵糧と軍資金を貰えるらしい。良かった。良かった。これで荷が下りた。
私自身も相当疲れたのか、丸一日寝た。兵士達もそうらしい。1日置いたけど、祝勝会だね。本陣からお酒も届いたし。
王女の笛の音を聞きながらみんな勝利に酔いしれる。
「王女って綺麗だよな。美しいよ」
「胸も大きいしな。女神より歳下なのにな」
「おい!」
私は胸の話をした兵の首を締めて落とした。
「私は、これからなのよ。若いのよ!」
「仰る通りです。首を締めないで!」
数日が経ったけど帝国軍は静かだね。
女神死亡の報を本国に届けて判断を仰ぐのか?不気味だね。動きがないのは。ウチの兵達は毎晩、宴会してる。王女がお酒を頼みに本陣に行ってるよ。兵士が王女を使いっぱしてるよ。自分らのお酒を飲む為王女を働かせて良いのか?味方に攻められたらどうする。
えっ。帝国軍が撤退?なんで?
私は本陣に呼ばれた。
「いつぞやは大変失礼をしました。有らぬ誤解として何卒、ご容赦ください。」
「帝国軍の撤退の訳を教えてください」
「実は貴国が周辺諸国に呼びかけ、共同して兵を出してくれる事になったそうです。諸国共に帝国の脅威は無視出来ないとの理由です」
「なるほど。あの宰相め、やるな!畜生」
「初め渋っていた周辺諸国も女神の活躍を聞き及んで重い腰を上げたとの事。王女軍、いえ。女神は我が国を救ってくださった。ありがとうございます」
「私ではなく、周辺諸国に御礼を言うべきだと思いますよ。私は王女に従っただけです」
「その王女についても感謝です。あのワガママで手に負えないと言われた王女が国の為に働いた。奇跡です。兵の為にお酒まで用意されるとは、女神軍が羨ましい限りです。どうやって王女を手懐けたか、我が国の重臣は不思議がっています」
(やっぱり、あの王女。只者じゃないって思ってたんだよね)
「みんな、帰国だよ!戦争終わっちゃたよ〜」
「えー〜ー。まだ、戦い足りないぞ!」
「仕方ないよ〜。敵がいなくなっちゃったんだから」
帰ったら、宰相にすごく怒られるかも、帰りたくないなぁ。




