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帝国軍 開戦

戦場に着いた。たかが500の兵では、帝国は気にも止めないらしい。5000人はいるかな?


動揺しているのは味方の方だ。よっぽど、女神軍の旗印に嫌な思い出があるらしい。


私と王女ついでにケイトも連れて味方となる本陣に赴く。

「魔女が、何用だ。貴様の手だけは借りたくないものだ」

そんなに私って嫌われていたのか!それもそうだよね。考えてみると、賞金首でもあるし散々痛めつけたしね。


「控えろ!妾はアン王女であるぞ!」

「は!」

「女神は妾の友だ。妾の為に兵を興してくれた友軍であるぞ!失礼にも程がある。女神軍は王女軍と心得よ」


「私達、女神軍は貴軍に信用されないのは当然だと考えます。ですので、別動隊とお考えください。私達は王女の助けになればそれで良いのです。多くは考えておりません。王女の意に沿って王女に従い動く所存です。ご理解ください」


私達は本陣を後にした。王女は憤慨して怒り収まらずって様子だ。

「姫。前の戦でこのケイトめが何人もの武将をやっつけてしまったのです。さぞや、ケイトに恨みを持つ者が多いでしょう。仕方ない事です」

「オレか?お前の方が恨まれてると思うぞ!」

「ケイトは戦場では鬼神と呼ばれ、大層怖れられています。味方にすればこれほど頼もしい者はいません。御安心を」

「オレじゃなくて、おまえが怖れられているんだよ!」

「妾はよくわからないが、好きにやってくれ。くれぐれも命を落とさないでくれ。ケイト。期待している」



次の日、戦いが始まった。

こちらは3000人相手も3000人出して来た。兵2000は温存か?それとも自信があるのか?確かに帝国兵は強い。味方も自国を守る為に必死だ。


お互いが、様子見の一戦なのか、初戦は両軍とも大した被害も無く引き分けた。


私達は作戦会議を開いた。

「敵の将とは剣を交えていないが、相手兵士の個々が強い。防具の装備が良い。苦戦しそうだ」

「相手の部隊の中に気になる部隊がありました。女性が隊長で纏まりがあり、飛び抜けて強い部隊です」

「私も偵察がてら見てきましたが、どうやらウチの女神と同じく癒しの能力を使い、兵を復活させています。もしや、今回の戦の鍵を握るかも知れません」


嫌な予感するな。戦いたくないな。狡いよね。兵を復活させちゃうなんてさ。私は狡くないよ。



第2戦目。

予想通り、偽女神軍が進撃を始めた。王女からお願いされ私達は偽女神軍と対立する。

女神VS偽女神。どっちかと言うと私の方が偽物っぽい。

相手の女神は、無尽蔵に癒しの能力を使っている。ヤバイよ。私ったら、吊られてペース配分間違えたよ。癒しの力使い過ぎた。意識が遠のく。

「女神が倒れた。みんな女神を守って一時退却だ」

ケイトを殿にして女神軍、初の黒星。負けちゃった。私のせいで!みんなゴメン。本当にゴメン。不甲斐ない隊長で迷惑かけちゃったね。


王女、泣くのをやめて!私の所為なんだから!

「王女の所為でも女神の所為でもない!女神はオレ達を必死になって癒してくれたんだ!今度はオレ達が頑張る番だ!みんなそうだろう!」

「おおおおおおお」

「女神、俺らに癒しは要らない。俺らの力はこんなもんじゃない。俺らを信用してくれ!」

「姫!俺達の本当の力を見せてやる!泣かなくていい!」

「ありがとう。みなさん。私は感謝の言葉が見つからない。どうかどうか、ご自愛ください」

「姫、任せろって。仲間だろ!」



戦いに負けて得るものって大きいんだな。こうなると我が軍は強いよ。帝国軍め、絶対に借りは返す。

「帝国軍。許せない。絶対許さない!」



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