作戦会議
中隊長になったのは良いけど、名前覚えられないよ。訓練見ながらひとりでも多くの人の名前を覚えようとしてるけど、絶対無理だな。これって。私が名前覚えなきゃ、プリちゃんもわからないし。まあ、剣筋の鋭い人の名前は忘れないようにしなきゃだね。
中隊長なんだから無理はしないぞ!無理するのはバケモノみたいに強いケイト君にやらせよう。ケイト君のせいで私まで戦場に送られたんだし、生きて帰らなきゃ。
なに?作戦会議に参加しろって?中隊長にもなると大変なんだね。担当の場所があるからね。
かったるいなぁ。どうせ、決まった配置でしょ。
なになに。勢いづいた我が軍は決戦を仕掛けるのか。当然かもね。総攻撃だ。軍師らしい頭の良さそうな人が説明しているよ。みんな私の様に手柄を立てたくて息巻いている。ぜひとも、頑張ってください。我が隊は後方支援でいいよ。手柄の為に死地に赴くのはこりごりだよ。
プリちゃんが何か言いたそう。剣のくせに作戦に口出すのか?
「あの作戦だと、搦め手から敵の強襲を受けたらひとかたまりもない。負けるぞ!」
(それは困る。負け戦は甚大な被害が出ちゃう。なんとか出来ないの?)
「おまえの隊が搦め手を守る様に志願しろ」
仕方ない。手を挙げた。
「私どもに過分なご配慮いただき光栄です。この度は後方の搦め手を希望します。私の様な新米が皆様の足手纏いにならない様、搦め手で待機しております」
「ふむ。搦め手も重要な役割だ。心して警備に当たれ」
軍師の人。複雑そうな顔しているよ。まさか、弱点を見抜かれたなんて思ってないよね。私は普通の女子で良いんだよ。
「ところでプリちゃん。搦め手って危険?」
「ああ。相当危険だぞ!兵500で倍以上の敵と戦わなきゃならない」
「どうして、私を死地に追いやるかなぁ」
「我が導く。心配するな」
どうする?今度はマジでヤバイって!




