中隊長 就任
私とケイト君は、またもや呼び出された。今度は大隊長だ。ケイト君、気を引き締めて。変な事言うと私も一緒に怒られるんだか!
貴殿らの働き、見事であった。敵将の首は大物である。よって3階級特進、第6級兵とする。なお、ケイトには、本国より勲章が授与されるであろう。
すごいぞ!ケイト君。勲章だって。
なお、小隊長セレナは中隊長とする事となった。貴殿の働きは目を見張るものがあった。今後も我が隊を勝利に導け!
私、小隊さえ、やっとだったんだよ。途中で倒れちゃったし。それは困るかな。
「隊長殿、お願いがあります」
おい、ケイト君。余計な事言ったら私もとばっちり食うんだからね。よく考えてよね。
「私は中隊長補佐を希望します。私の手柄はこの小隊長が作ってくれたものです。私は機会に恵まれただけです」
「わかった。おまえらの望みは、ほぼ叶うであろう。素晴らしい戦果だったぞ!」
今夜は祝賀会だった。私の小隊が企画してくれた。
私とケイト君が会場に入ると割れんばかりの歓声に包まれた。私の小隊にいた騎士達も揃って二階級特進。良い事だらけだね。みんな死ぬ気で頑張ったんだから当然なんだけどね。
ん?ケリーが私の前でひざまづいたぞ?なんで?
「女神様。貴女はオレを助けて自分は気絶してしまったんです。隊長が一兵卒を庇って自ら倒れるなんて前代未聞。私はどう貴女に謝罪して良いものか?」
「お願いだから、気にしないでください。私が未熟だったのです。とても反省しているんです。みんなに迷惑をかけてしまった」
「いえいえ、貴女は本物の女神だった。貴女のためなら死んでもいいと思える。みんながそんな気持ちで頑張ったんです」
「そうだ」「そうだ」「ありがとう女神よ」
神か?照れ臭いな。ってかちょっと気持ち悪い気がする。普通の女子の方が気が楽でいいし。
「私も中隊長になったら、どこまで目が届くか自信ないんです。私なりにやってみるのでよろしくです」
「何をおっしゃる。やれば出来る。自信を持てって言って成し遂げたのは隊長ですよ!」
あ!演説で格好つけてしまったんだ!今更、何も言えない。
でも、良いなぁこう言うのって。明日になったら怪我した人を見舞いながら、癒して回ろうかな。




