【8】おばあちゃんの家に到着
お疲れ様です。
一度家に戻り引っ越しの為自分の部屋を整理したが、こちらの自分は無趣味だった様だ。
服等を整理しただけで直ぐに終わった、懸念していたH系統の物は無かった。中学生で無いだと……
「あっくん、おばあちゃんの家に行くよー」
「わかった」
おばあちゃんの家まで車で一時間ぐらいらしい。
既におばあちゃんには記憶喪失になった事は伝えられて居るそうだ。
「あっくん2日で迎えに来るからね」
「わかった」
「ああ、あっくんと2日も離れる日が来るなんて……」
「私だったら死んじゃうね」
「香、死んでもあっくんの事を守ってね」
「了解」
この世界では男の家族は特別中の特別らしい。
自分の娘に死んでも守ってねって……
おばあちゃんの家に着いた。
桐島 銀子と言うらしい。
「おばあちゃん、来たよ~」
元気っ子の妹の香がインターホンを鳴らしおばあちゃんを呼ぶ。
おばあちゃんの家はデカイ……
古風な家で最初見たときは旅館かとさえ思う程だ。
何の仕事しているんだ?
暫くすると門が開く。そう門があるのだ。
和服に身を包んだ女性が出てくる。誰?すると
「あっくん良く来たね。おばあちゃん嬉しいよ」
おばあちゃん?嘘でしょ。まだ40代に見えるのですけど……
「大変だったね、あっくん、さぁさぁ、早く入って」
「おばあちゃん、私も居るんだけど」
「あああ、香も来てたのかい?」
「酷いよー、おばあちゃん」
「じゃあお母さん2日後に迎えに来るからそれまでお願いね」
「ええ、養子手続きはしっかりしとくわ」
「馬鹿言って無いであっくんを早く安全な家に入れて」
「そうだわね」
「私も~」
家の中に着くまでに庭を歩く。池があるよ、池が……鯉とか居るかな?
「おばあちゃん?凄い家だね。何の仕事しているの?」
「……あっくんは本当に記憶喪失になっちゃったみたいね……」
「……すみません……」
「気にしなくて良いのよ。あっくんはあっくんだもの」
「ありがとう」
「おばあちゃんの仕事はね竜玉よ」
「……はい?」
「将棋って知ってる?それのタイトルの一つでこう見えてもめちゃくちゃ強いのよ」
……マジですか……
いやー、好きなあべこべ小説と好きな将棋を足すと書くペースが早い……
続けれるのか……1日1話ペースで平日は頑張ります。
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