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あべこべ世界で~プロ棋士として生きる~  作者: 田中悠平
第1章 あべこべ世界で~アマチュア棋士~
7/61

【7】女流棋士達からの視点

「ねぇayumuって知っている?」

「最近ネットでよく現れる謎の棋士だよね」

「誰なんだろう?棋力を見る限り絶対にプロだよね」

「間違い無いよ」


ここは若手棋士が集まる研究会だ。

プロと奨励会の有段者が中心だ。


「なになに?何の話し?」

「最近ネットに出てくるayumuって棋士の話し~」

「私も知ってる!強いよね」

「え~私知らないんだけど」

「え~、村松先生知らないですか?」

「私最近ネット将棋しないからな~」

「この時間帯だったらログインしてるんじゃない?」

「そうかも」


将棋倶楽部25のサイトにログインされる。


「え~と……ayumuっと……おっ、居る居る♪」

「村松先生、ガチコンと一発かまして下さいよー」

「OK♪頑張って見るよ」


マッチングが成功する。


初手7六歩~横歩模様だ。


「へぇ~、横歩取ってくるんだ。本格派の居飛車党なんだ」


「村松先生相手にどれくらい指せるのかな?」

「結構良い勝負になるんじゃない?」

「いやいや、村松先生プロの六段だよ」

「トップ棋士しか勝てないよ」


数分が流れる。


「負けました……」

「えっ?村松先生が負けた」

「嘘でしょ?」

「クリミスとかでしょ?」

「……強いわ、普通に負けたわ」

「ayumuって何者なの?」


この日ayumuはプロ棋士達から一目置かれる存在となった。





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