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あべこべ世界で~プロ棋士として生きる~  作者: 田中悠平
第1章 あべこべ世界で~アマチュア棋士~
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【4】ネット将棋で怪物現れる?

あべこべ作品のジャンルって???

「この世界の俺は将棋していなかった……?」


将棋をしていなかったら、今までして来た事が本当に無駄だったのか?


「お、お母さんここ、ネット出来ないかな?」

「かおり~、あっくんがお母さんって言ってくれたよ~!」

「よかったね」

「あの……」

「あっごめんね、すぐに聞いてくるね」


暫くするとノートパソコンを持って戻って来た。


「あっくんパソコンの使い方は覚えてる?」

「大丈夫です。あっ、大丈夫」


敬語で喋ると、あからさまに悲しい顔をするので、

ため口で話す様にした。


「面会時間が終わりみたいだから、お母さんとかおりは帰るけど大丈夫?

先生に言って泊まろうか?大丈夫どんな手を使っても首を縦に振らせるから」

「……大丈夫、また明日ね」


二人が帰ってネットで情報を収集する。

どうやら思った通りこの世界は男女比率がおかしいらしい。

比率40:1 女性40人に対して男は1人らしい。

以前は1:1の割合に近かったがy染色体という遺伝子がおかしくなり男性が産まれにくくなったそうだ。現在は学者及び国家を上げてなんとかなっている様だ。


「マジか……」


そんな事を考えながらいつもの癖で将棋連盟のサイトを覗く。


「……ん?んんん?」


そこで目にしたのは、知らない棋士だった。


「白石名人?西野玉位……?」


男性棋士がいなくなり、全員が女性棋士になってしまっていた。


「マジかよ……俺は将棋忘れてしまったのか?」


そう思って、ネット将棋の将棋倶楽部25のサイトを開く。

そこで登録する。既に慣れた手筋だ。


「アカウントはayumuっと」


登録型完了して対局を申し込む。


「よし、決まったな。宜しくお願いします」


対局が始まる。


「先手2六歩……ありがとうございました」


良かった忘れて無いようだ。棋力も落ちて無いようだ。


「15歳……もう一度プロに挑戦出来るのでは?」


この時、消えた筈の夢の扉が再び開いた。



ブクマ登録と評価して頂きありがとうございます。

これからもお願いします。

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