コロナに翻弄される男
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まぁ、ちょっときいてくれ。
実は俺(当時44)はちょうど5年前に当たる2020・3月にコロナになっていたようなんだ。
というのも、当時コロナが流行りだしたばかりでよくわかっていない頃のことでマスクが買えないため罹ってしまったんだな。
発症を疑ったのはカップラーメンのカレー味を口にしたところ最初、"熱っ"って感じたんだけどその後に感じるのはゴムを食んでいるような感覚だけだった。
人間味覚が無いと辛さと熱さの区別ができないらしい。
熱を測っても36.6でコロナ基準の37.5には至っていなかったが味覚が無くなるなんて通常あり得ないからコロナを疑い、郵便受けに入っていたコロナ特別版の区報を頼りに保健所へ連絡したんだが「熱が無いからコロナではない」って言われて、「熱が無いと検査することができない」って回答だったんだ。
味覚が無いことを主張すると掛かり付けの医療機関に行くように言われてなんの解決もできなかったんだ。
しかたなく医療機関に電話して向かったんだ。
電話ではしぶしぶだが、医療機関に来るように言われたため口にハンカチをあてて行ったら、「マスクをしていないから医療機関に入ることが出来ない」って言い出して門前払いされて、診断もしていないのに葛根湯の処方箋を渡されて終了だった。
コロナと風邪は違うと思うんだがそれ以上何もしてくれないためその場は引き下がることに…。
その後再度保健所に電話しても「掛かり付けの医者に連絡してください」としか言わないので諦めるしか無かったんだ。
その時はホントに頭にキて「それならマスクしないで街中歩いてもいいってことですよね？コロナじゃ無いんだからっ」なんて八つ当たりもした。
ニュースで「本日のコロナ患者数は…」って流れる度心のなかで『プラス1なっ』なんて思いながらとりあえず過ごしていた。
会社にはコロナの診断が無いため病気としての休暇はくれないけど、出社はするなといわれ1週間は有休にしていたんだけど、暇ですることがない44歳の独り暮らしのおっさんがやることといえばエロ動画を漁るくらいな訳で…。
と思ったら発症から４日くらいの時に射精感覚はあるけど射精をしない。その後勃起することもできなくなっていた。
医者にも罹れないしシモのことでなかなか他人に相談することができない。
幸い味覚については1週間で回復したが男性機能については回復しないという状況。
結局その後、男性機能が無いまま生活するしかなかった。
たまにネットでコロナ後遺症で同じ症例があったのでやはり原因はそれなのかーって納得するしかなかった。
どうやら通常コロナウイルスは口鼻から体内に入って栄養素を求めながら体内にコロニーを形成するらしく大抵は肺、まれに脳、超まれに睾丸らしくそれに当たったらしい。
コロナについてざっくりいうと、当時の死亡する原因は体内にコロナに対応する抗体が育たないため既存の抗体数だけが減少する。これは白血球の働きがウイルス等を体内で発見すると攻撃する習性。ちなみに攻撃方法がウイルス等を細胞が取り込んで死滅するといった補食攻撃→死滅なので数が減少する。よく風邪の治りかけ時の緑色の鼻水はコレ。
けどコロナには効かないので白血球は少なくなるがコロナはどんどん育つ環境となる。
抗体が少ない状態で他の疾患にかかると病名によっては一気に悪化し死亡するらしい。
これらは各学会、GHQや厚生労働省、アメリカの保健機構等からの引用。素人でも検索できるため興味があれば検索するといい。
ちなみに1週間で外出していいは他人に移す危険性が少なくなったということでコロナが完治したということではない。
ともかく、すでに人生を諦めた生活を送ってたんだけど今日の朝、股間がいたいと思ったら…朝立していたんだ。びっくりして触っていたが、結構硬く思わず握りしめてしまった。
確かに嬉しい！
嬉しいは嬉しいのだが、今さら男性機能が復活してもすでに50を過ぎている男性独り暮らし。すでに治る見込みはこれっぽっちも想定していなかった為、生活も性格もそれ相応に変化していて…。
結婚やら子作りやら全部諦めた生活、すなわち"オタクへの覚醒"を送っていたところに今さら機能復活ってなんて言ったらよいやら…。
今さら"結婚はしない、できない"といった態度をどうやって改めていけと？
年齢的にも終わっているし、今さら?って感じで、もう人生メチャクチャでんがな。
というどーでもいい、嬉しくも、よりいっそう惨めで悲しい、人生を諦めた男の愚痴でした。
この5年という数字がコロナの寿命(コピーの限界?)かどうかは今後の研究次第で偉いお医者さんが論文でも書くんじゃない?(他人事)
コロナについては未だにわからないことが多いし。
もしこれがホントに中国軍部の研究とかだったらマジ許せん！
