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11話

リリスとオルムは、森の中心に砦を築く準備を進める中、時間が無いことに焦りを感じていた。


討伐隊との距離はまだあるものの、彼らの進軍速度を考えると、


すぐにでも行動を起こさなければならなかった。


「オルム、私たちがここに留まっていても時間が稼げないわ。足の速い魔物を使って、


討伐隊の後方を狙うことはできない?」


リリスが提案した。


オルムはその言葉を受けて考え込む。


「確かに、速い魔物を使って人間の民兵や補給部隊を狙えば、混乱を引き起こせるかもしれない。


そうすれば、討伐隊の進軍する速度が遅くなるかもしれない。」


リリスは頷いた。


「そうね、私たちで少しでも時間を稼げれば、その間に砦を完成させるチャンスができる。


急いで計画を立てましょう。」


二人はすぐに森の中を駆け回り、足の速い魔物たちを集め始めた。


オルムは、森に棲む迅速な獣たち—小型の魔物たちに指示を出し、


彼らとともにを討伐隊の後方に向かわせることにした。


「お前たち、私たちと急いで人間の補給部隊を襲ってくれ!混乱を起こして、時間を稼ぐんだ!」


オルムが叫ぶと、魔物たちは素早く動き出した。


リリスもその様子を見守りながら、攻撃に向かう者たちに援護の魔法をかけた。


「オルムと彼らが無事に帰ってこれるように、私もサポートするわ。」


リリスとオルムの計画が実行に移された。


足の速い魔物たちは、森の中を駆け抜け、討伐隊の後方に潜む民兵と補給部隊に狙いを定めていた。


「魔物が後方を狙ってくるとは思っていなかっただろう。無防備なところを襲うなんて、いい作戦だ!」


オルムが興奮気味に言った。


数時間後、リリスとオルム、足の速い魔物たちは討伐隊の後方に到達した。



魔物たちは民兵と補給部隊に襲いかかった。無警戒な人間たちは、


何が起こったのかわからず、恐怖に顔を青ざめさせた。


迅速に攻撃を仕掛ける魔物たちは、民兵たちを次々と倒し、補給物資を奪っていった。


人間たちは慌てて逃げ惑い、混乱が広がった。


「何が起こった!?」


と、民兵たちが騒然とする中、魔物たちは逃げるように森へ戻っていく。


彼らは計画通り、混乱を引き起こし、討伐隊の進軍を遅らせることに成功した。


魔物たちは奪った物資を持ちながら、一斉に森の奥へと退却していった。



「成功したわね。混乱させたことと、物資を奪えたことで、進軍の速度が鈍るはず」


とリリスは安堵しながら言った。


この一連の混乱によって、リリスとオルムは砦の準備を整えるための貴重な時間を手に入れた。


「これで、少しは時間が稼げたわね。急いで砦を完成させましょう。」


リリスは安堵の息を漏らしながら、魔物の森の中心に戻っていった。


リリスとオルム魔物たちは全力で砦の建築の作業を続け、


彼らの運命を切り開くために立ち向かっていった。


彼らの心には、魔王軍が来ることへの希望と、不安が入り混じっていた。


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