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第9話・怪奇!赤鬼の恐怖!!:その1

赤鬼は出ません。あのキャラの体にとんでもない異変が!?(人によっては嬉しいかもしれない)

一応ジュリエットを救出したディスティニー一行は、一週間程度の休暇をもらって休んでいた!


その間にリーディスは、リードとディスティニーに分離することが出来た!


そんなこんなで一週間が終わり、朝が来た!


ビコーズ

「あ〜、また今日から仕事かぁ〜」


ビコーズは起き上がった!すると、ビコーズは自分の身に異変を感じた!


男にしてはやけに豊満なバスト、細いウエスト、丸っぽいヒップ・・・。


ビコーズ

「あれ・・・?

私、こんなに華奢だったかしら?」


ビコーズは自分の喋り方がおかしいと思った。それに声もいつもより高い・・・。


ビコーズ

「おかしいわね?私、こんなに可愛い声だったかしら?」


ビコーズは変に思って、ディスティニーに電話した!


ビコーズ

「ねぇ、ディスティニー・・・。ちょっと部屋まで来てよ!」


ディスティニー

「部屋まで来いって・・・。お前、誰だよ!?」


ビコーズ

「嫌だわ、解らないの?私よ私、ビコーズよ!」


それを聞いたディスティニーは思わず返す言葉がなかった・・・!


ビコーズ

「一体、どうしたの?私、何か変なこと言ったかしら?」


ディスティニー

「・・・お前、いつもの喋り方と違うぞ?」


ビコーズ

「そう!そうなのよ!!私、何か変なのよ!

体も、ちょっと女っぽくなってるし・・・。あ、でもアレはついているから一応大丈夫だけど・・・」


ディスティニー

「と、とにかくお前の部屋へ向かう!」


ディスティニーは、フロムの叫び声でビコーズまで狂ってしまったのではないかと心配した!


ビコーズの部屋に着くと、ディスティニーはビコーズの部屋へ押し入った!


ディスティニー

「ビコーズ、頭大丈夫か!?」


すると、ビコーズが顔を赤らめながらディスティニーの前へやってきた!


ビコーズ

「わ、私・・・何が何だか解らなくて変になりそう・・・」


ディスティニー

「ビ・・・ビコーズか・・・?


か、可愛いーーー!!!」


その姿はまさに女そのものだった!顔はまつ毛が長くなり、唇が厚くなった以外はあまり変わっていなかったが、元々美形だったので女性にしか見えなかった!

下手すると、そこら辺の女性よりも魅力的な容姿だった!


ビコーズ

「あ、あまり驚かないのね・・・」


ディスティニー

「ああ。俺は男女の見分けが出来るんだ。たとえ変装していても、性転換しても、生まれた時の性は変わらぬものだからな。それが運命ってもんよ。

ただ・・・。なぜ俺がそんな特殊奥義を使えるのかは知らん・・・」


ビコーズ

「そんなことより、服どうしよう・・・。この体じゃサイズが合わない・・・。

それに今日、全員集合する日だし・・・」


そういってビコーズは涙ぐんだ!


普段は涙を見せないような青年が、涙目で困っている姿に、さすがのディスティニーも哀れみを感じた!


ディスティニー

「仕方ないな。俺が姉さんの服をかっぱらってくるから、それでも着るんだな!」


それを聞いたビコーズは喜びのあまりに抱き着いた!


ビコーズ

「ありがとう、ディスティニー!」


ディスティニー

「ちょっ、やめっ!胸が顔に!!

・・・しかし、お前なんでそんな姿になっちゃったんだろうな?」


ディスティニーのおかげでなんとか集合に間に合ったビコーズ。

しかし、一同はビコーズだと気づいていない!


リード

「あれ、君みたいなの・・・。居たっけ?」


それを聞いたビコーズは涙目でこう答えた!


ビコーズ

「あの、実は私・・・ビコーズです!!

あ、朝起きたらこんな姿に・・・」


それを聞いたヘルクライム78柱の仲間達は、驚いた!そして批評の嵐が巻き起こった!


サイン

「あいつ、オカマになりやがった!負け犬じゃねーかよ」


エバ

「お前にはあいつの置かれている立場が解らないの?(怒」


ファントム

「・・・いい!!」


マイン

「あたし、オカマ好きのファントムより格下なのに凹みそう・・・」


ディフィカルト

「ビコーズ、なんだその服装は!?

恥ずかしくないのか!!」


クエスチョン

「お前のフンドシ一丁のが、組織的にも恥ずかしいのだが・・・?」


フロム

「この前まで勇猛果敢だったビコーズはいずこへ?」


シグマ

「ビコーズ・・・。男だった時も美しい奴だったが、ついに体を女にしてカミングアウトしたか!

勇気ある行動だな、頑張った!」


みんなに散々言われ、ビコーズの目から涙が溢れ出した!


ビコーズ

「みんな・・・。ひどい・・・(泣」


デス

「お前、男だろ!?泣くなよ、みっともない」


フォーミュラー

「お兄ちゃん、女装少年の分際でそんなこと言えないよ」


ウェザー

「みんなの意見を聞いていると、まだまだ男女差別が残っているな。

男も女も泣く権利は平等だというのに・・・」


みんながぼろくそ言うので、ついにヘルクライム78柱のNo.1のオメガが止めに入った!


オメガ

「みんな、ヘルクライム78柱の結束を忘れたのか!?

たとえビコーズがニューハーフになっても、大切な仲間に変わりはないだろう!?」


それを聞いたヘルクライムデビル達は黙りこくった!

すると、サーチャーがあることを言い出した!


サーチャー

「ビコーズさんを元に戻せる方法があるかもしれません!」


ビコーズ

「え、なに?なにぃ!?」


サーチャー

「赤鬼の持っているタイマツを何かに使うと、あらゆる呪いを消せるらしいです。

おそらく、ビコーズさんがそんな体になったのはダークラ様がかけた呪いでしょう」


ディスティニー

「そうか・・・、ダークラか。

たしか、伝説の騎士・アーシェロンの次男であるルービックという奴をシーメールにしていたしなぁ」


オメガ

「はぁ・・・。やっぱりダークラ様の仕業か・・・。では、ダークラ様にタイマツを持ってきてもらうか」


オメガは電話でダークラにタイマツを取ってきてくれるよう、頼んだ。


ダークラ

「わかった。その赤鬼のタイマツを取って来るんだな?」


オメガ

「お願いします。それがないと、深刻な病気を治せないので・・・」


ダークラはタイマツを取りに行くことになった!


ディスティニー

「なぁ、一度くらいはビコーズのニューハーフ姿、ダークラに見せてもいいんじゃないのか?」


オメガ

「いや、ダークラが今のビコーズを見たら、口やら肛門やらにカンディルを突っ込もうとするだろうなと思って・・・」


ディスティニー

「カンディルってなんだぁ?」


オメガ

「アマゾンに詳しいゾルバに聞け」


こうしてビコーズを男に戻す戦いが始まった!

はたしてビコーズは男に戻れるのか?それとも一生ニューハーフのまま・・・!?


ビコーズ

「カンディルって何?気持ちいいの?」


フロム

「ああ、本当のビコーズはいずこにぃぃ!?!?(男泣き」

ちなみに、ヘルクライムデビルという表記は、ヘルクライム78柱に所属する悪魔を意味しているので今後ともよろしく!

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