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第4話・ジュリエット救出‡中編・その1†

入場していきなりバトル・・・。という展開にはなりません。出てくる敵は謎の男とピエロの二体しかでません。

ナス顔の変態・バーキスを倒した五人の悪魔とロミオ・・・。

みんなで探していてもラチがあかないと思ったリードは、手分けしてジュリエットを探そうと提案した。


リード

「二人一組になり、三組で手分けしてジュリエットを探そう」


ディスティニー

「ここって、犬鳴の里に近いんだが・・・」


フロム

「え?マジで?」


リード

「おーい、人の話聞いてる?」


ディスティニー

「人の話を聞け?・・・違う、悪魔の話を聞けだ!!」


ロミオ

「そんなことどうでもいいから、ジュリエットを助けに・・・」


ロミオがそう言い出したとたん、ディスティニーは・・・


ディスティニー

「おい、誰がアイツのお守りをするんだよ?(小声」


ビコーズ

「上位ナンバーのお前がお守りしろよ!(小声」


シグマ

「俺、こんな任務がなければ、“澪湟帝・オエル”とやらの討伐をやるはずだったんだが・・・(小声」


ディスティニー

「み・・・みおおうてい?」


シグマ

「違う!!“れいおうてい”と読むんだ!!!みおおうていではない!!!」


誰もロミオのお守りをしようと思っていないのかと、リードが頭を抱えていると・・・


フロム

「ロミオよ、

俺について来い!!!」


なんと、フロムがロミオのお守りを申し込んできた!


ディスティニー

「やってくれるか、フロム!!」


フロム

「ロミオ、大切な人を守るっていったよなぁ・・・」


ロミオ

「え・・・?」


ロミオが戸惑っている間に、ディスティニーとリードチーム、シグマとビコーズチームはその場を迅速に離れた。


その頃、ジュリエットはある男に囚われていた・・・。


ジュリエット

「さっさとこの部屋から出しなさい!」


????

「まぁまぁ。焦らない焦らない。このモニターから彼らの滅びゆく様を一緒に楽しもうではないか。ふふふ・・・」


謎の男が笑っているころ、リードとディスティニーは売店らしき所に来た。


リード

「ただの廃墟かと思っていたが・・・。普通に店とかやってるんだな」


リードはそう言ったが、すぐに普通ではないとわかった。なぜなら、いるはずの店員がいなかったからだ・・・。


ディスティニー

「腹減ったから、何か食っていこうぜ」


リード

「お前は、今の状況がわかってないな・・・。はしゃいでるヒマはないんだぞ?」


↑ついさっきはしゃいでいたお前が言えることではない。


リード

「何てったって、店員が一人もいないんだぞ?」


ディスティニー

「え!誰か一人くらいいるだろう」


ディスティニーが店の奥を見渡した。すると、ある貼り紙があった。そこには、

「料理はセルフでお願いします」と、書いてあった・・・。


ディスティニー

「セルフかよ・・・。まぁ、仕方ない。から揚げ作るか!」


リード

「えーーー!?んなことやってるヒマはないってのにか!?!?」


二人がから揚げ作りを始めたころ、シグマとビコーズはヒーロー広場という場所に来た。


シグマ

「なんだここは?ヒーロー劇をやる場所か・・・?廃墟になる前は子供がたくさんいたんだろうな」


シグマがそういってるにもかかわらず、ビコーズは勝手にヒーロー広場に上がり込んでは、ヒーローのようなそぶりをした!


ビコーズ

「俺は疾風の剣士・ビコーズだ!!」


ビコーズがそういいながら楽しんでいるのを見て、シグマも・・・


シグマ

「ビコーズ楽しんでるなぁ。俺も、大好きなジェットコースターに乗るか」


そういって、その場を離れた。ビコーズはそれに気づかずに、ヒーローごっこをやっていた・・・。

一方、ロミオとフロムは観覧車の前に立っていた。


フロム

「ジュリエットを救出したら、一緒にこれに乗るんだろ?」


ロミオ

「へ、変なこと言わないでくださいよ!ジュリエットはただのガールフレンドです!」


ロミオは顔を赤らめながらそういった!


フロム

「本当はジュリエットとふたりっきりになりたいんだろ〜?」


フロムはロミオを茶化した!しかし、次の瞬間!!

フロムは大声で叫んだ!


フロム

「そこにいるのはわかってんだよ!ピエロ野郎!!」


見ると、観覧車のてっぺんにピエロがいた!


ピエロ

「うちち・・・。よくオイラの居場所がわかったなぁ」


その謎のピエロにフロムは食いかかった!


フロム

「てめぇ、ドナルドとかイットとかって名前じゃねぇだろうなぁ?」


すると、ピエロはすぐに否定した!


ローピエ

「オイラの名前はローピエ!ってかロミオってやつ・・・。ジュリエットとか言う不細工をそんなに助けたいか?」


ローピエはそういって大笑いした!

それを聞いて、ロミオではなくフロムがぶちギレた!


フロム

「てめぇ!!ふざけるな!!!ジュリエットは綺麗に決まっている!綺麗じゃなきゃ誰も誘拐しないっつーの」


それをモニターで見ていたジュリエットはキレた!


フロム

「何気にムカつくんですけどぉ〜?何でかしらぁ!?」


????

「よいではないか・・・。綺麗な娘ほど敵に狙われやすいということだよ」


そんなことを言われているともしらず、フロムはローピエに立ち向かった!


フロム

「そこから降りろ!」


ローピエ

「嫌なこった!」


フロムはそう言われて、戸惑った!


フロム

「ロミオ!俺はどうしたらいい!?」


ロミオ

「え・・・?」


ロミオはフロムの質問に返す言葉がなかった。

こんなことになっているとは知らずに、リードとディスティニーはから揚げを作っていた!


ディスティニー

「熱々が揚がったぞ!」


ディスティニーはそういうと、揚げたてのから揚げをリードの顔に押し付けた!


リード

「あちゃちゃ!!・・・なにすんだよいきなり・・・。

おでんよりも危険じゃないか!!!」


ディスティニー

「キッチンペーパーがなかったから、かわりにお前の顔があって・・・。

リードって便利だなって思ったんだが・・・」


リード

「言ってる意味がわからん。俺はこの店の裏にある池でヤケドを冷やして来る」


リードは怒り混じりにそういうと、その場から立ち去った。


ディスティニー

「まったく冗談が通じないやつだなぁ・・・」


ディスティニーは、そういいながら唐揚げを揚げ終えると、どこで食べるかに悩んだ!


ディスティニー

「ここで食べてもいいが・・・ちょっと物足りない。そうだ、この遊園地には小さい汽車があるって、パンフレットに載っていたな。それに揺られながら食うのもいいな」


ディスティニーはそういうと、紙袋に入れた唐揚げを持って、汽車乗り場へ向かった。


こうして、フロムとロミオ以外のチームは一人ずつになってしまった。そして、とんでもないバトルへと発展することになるのだ!!

ヘルクライムデビル、ジュリエット救出編・・・。当初の予定では5話あたりで後編になる予定でしたが、予想以上に長引いたために中編を二つに分けることになりました。

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