第22話・ついに現れた!!12支星獣の黒幕!!
ついに12支星獣の一人を討ち取ったダークラ・・・。そこに早くも暗雲が!?
12支星獣の一瓶・ヤハムナックスを討ち取ったギガントダークラ・・・。
周りの状況を気にせずにはしゃぎだした!
ギガントダークラ「うははーい!!ついに、ついに!!12支星獣をやっつけたぞーーー!!!」
ギガントダークラはすっかり安心しきってダークラへと戻った!
ダークラ「いやぁ、たいしたことなかったな〜」
ダークラがあまりにも満身創痍なのを心配して、バリオが尋ねてきた!
バリオ「あの〜、まだ俺達がいるんだけど?」
ダークラ「ん?いいんだよ今日は・・・。一体倒せただけでも収穫だ」
ダークラはそういって帰ろうとした!すると、何者かが叫んだ!
???「まてぇぇぇーーーい!!」
ダークラはそういわれて、足を止めた!そして呼んだ方へ目を向けた!
そこにはさっき戦ったとは明らかに違う、異様な雰囲気を漂わせる男がいた・・・。
ダークラ「誰だ?お前も12支星獣の一人か?」
???「違う。・・・俺は・・・12支星獣をまとめる者だ」
ダークラ「そうか・・・お前が12支星獣の黒幕ってわけか・・・」
セイザ「私の名はセイザ。12支星獣をまとめる者だ!!」
ついに12支星獣の黒幕が現れてしまったのだった・・・!
セイザ「12支星獣の一人を討ち取るとは・・・。大したものだ・・・。
だが、今のお前では出来んだろう!!」
セイザはそういうやいなや、いきなりダークラを殴りつけた!
ダークラ「いきなり殴ってくるとはな・・・」
そういい終わる間もなく、セイザがまた殴ってきた!
ダークラ「うごぁーーーっ!!!」
セイザ「さっきの姿はどうしたんだ!?見せてみろ!
見せてくれるまで、俺は殴ることをやめんぞ!!」
ダークラ「わかったよ!!言われなくともなってやる!!」
ダークラは言われたとおりにギガントダークラと化した!
ギガントダークラ「で、この姿になってどうするんだよ・・・?」
セイザ「その形態で私と戦ってくれ!!」
ギガントダークラ「わざと死にたがるか・・・。
ならば、本気でぶっ倒す!!!」
ギガントダークラは持っていた大斧で撲り斬ってきた!しかし、セイザは俊足で攻撃をかわし、ギガントダークラの後ろへ回った!
セイザ「遅いな」
ギガントダークラ「それはどうかな?」
ギガントダークラはそういうと、背後にいるセイザの腹部に強力な足蹴りを放った!
セイザ「ながっ!?」
ギガントダークラ「どうした?さっきのが効いたのか?」
セイザ「違う・・・。
下痢ぎみだったから、ちょっとキツかっんだぞ?」
ギガントダークラは呆れてものが言えなかった!
ダークラはめんどくさくなり、帰ることにした!
ギガントダークラ「もう帰っていいか?」
セイザ「ああ、いいぞ。
だがな、この下痢が治ったらこっちがお前の所へ行くからな!」
セイザはそういったあと足速にどこかへ行ってしまった!
バリオ「オエル、お前が消しカスをセイザ様に食わせたのが悪いのだ!」
オエル「ああ?俺は黒板を爪で引っかいたり、落書きしたりしただけだぞ!?」
なにやら喧嘩が始まったのでギガントダークラはダークラに戻り、そそくさと城へ戻った!
しかし、誰もいなかった!
ダークラ「なんだ、この事態は!?」
見ると置き手紙があった!
ダークラ「何・・・?
『みんなダークラ城・本部に移動したよ! マヤミより』
だって・・・?
あいつら、トルコのダークラ城へ行ってしまったのか・・・。
ってか、マヤミの奴、手紙にキスマークなぞつけおって・・・。まさか、音場未來のところに?」
ダークラは未來をフルボッコしに行こうかと思った!
が、今は12支星獣の状況をヘルクライムデビル達に伝える方が先だと思い、仕方なくトルコへと向かった!
ダークラ「未來のやつ、今頃マヤミと・・・!!ぬぐぐぅ〜む!!!
・・・しかしセイカってやつ、なぜマヤミを嫉んでいたんだ?
音場未來みたいな優しくてカッコイイ彼氏がいないからかな?ただ単に腹が減っていたからな?まぁ、城に着いてから考えるか・・・」
ダークラはそんなこと言いながら、トルコにあるダークラ城・本部へたどり着いた!
ダークラ「故郷とヘルクライムデビルのみんなに、ただいまーーー!!!」
オメガ「ダークラ様、12支星獣の一人や二人は倒せましたよね?」
ダークラ「ああ、倒したぞーーー!!」
ダークラは今までのいきさつを話した!ヴィランの大半はクスだったこと、セイカという女がマヤミを恨んでいること・・・。
もちろん下痢ぎみだった12支星獣のボス・セイザのことも・・・。
ディフィカルト「12支星獣・・・。いろんな意味で敵に回したくないな!」
デス「その・・・何て言うか、赤フンドシのオッサンのほうが敵に回したくない・・・(苦笑」
そんなこんなで、夜になった・・・!
ダークラはというと、ノーシンをひたすら待ったあの芝生で星を眺めながら考え事をしていた・・・。
ダークラ「よく思い出してみると、マヤミとセイカは顔がそっくりだった・・・。ってことは、セイカってやつは双子座を司る者なのか・・・?
いや、双子座だったとしてもマヤミはいてはならぬ者ではないから、単なるそっくりさんだろうな。
大体、あんなやつとは一回も会ったことはないはずだが・・・」
ダークラは心配してマヤミに電話した!
トルコは深夜だが、日本はお昼くらいだった!
マヤミ「どうしたの、パパ?未來くんを殺すつもりだったら、私がパパを殺し返すから!」
ダークラ「今回は鬱気味なので未來を責めはせぬ。
そんなことより、セイカってやつを知ってるか?」
マヤミ「え〜、そんな人知らないけど?」
ダークラ「12支星獣の一人みたいなんだが・・・。
なんかお前に対して怒ってたけど、最近人を怒らせることしたか?」
マヤミ「最近、人を怒らせた・・・?思い当たらないわ。でも、人を困らせたことは、ある!」
ダークラ「あー、そういうのも言っていいんだよ!
もしかしたら、それにキレていたのかもしれんな・・・」
マヤミ「今日、未來くんに頼んで高級ネックレス買ってもらったことかな」
ダークラ「全然関係ないが、さすが俺の娘とほめてやりたいところだ!」
ダークラはそういうと、電話を切った!今度は音場未來に電話をかけた!
未來「もしもし・・・」
ダークラ「バータ!」
ダークラはそういうやいなや、いきなり切った!
マヤミ「どうしたの?」
未來「いたずら電話かな?」
すると、また電話がかかってきた!また同じ電話番号だったので、未來はキレぎみに電話に出た!
未來「あの、誰ですか?今いいところなんですけど・・・」
ダークラ「俺だ、ダークラだ!」
未來「でえぇーーー!?」
ダークラ「いいところって、どんなこと?まさか、男と女の愛の行為か!?」
未來「茶化さないでくださいよ!
そんなの・・・恥ずかし過ぎて・・・出来ませんよ!!」
ダークラ「なぁにぃ!?
な、なんて(草書な)ガキだ!!」
未來「で、何が言いたいんですか?」
ダークラ「未來・・・・・・今後とも、娘を頼む!じゃあな!!」
ダークラはそういって電話を切った!
未來「ダークラさん・・・。僕に対して冷たくあたるけど、本当は・・・」
未來が変な妄想をしている頃、ダークラはいまだに芝生で寝転んでいた。
その頃、ダークラ城にセイザ率いる12支星獣が近づいていた・・・。
ダークラは、娘の彼氏を評価しているのか、いじめているのかは不明です!