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第21話・さまよう獄闇

新たな力を得たダークラは、世界中からヴィランを呼び集めて特撰隊をつくる。そして、12支星獣に喧嘩を売る!?

ビコーズを元に戻して、数日が経った・・・。


そんなとき、ダークラは世界からヴィランを集め、ダークラ特撰隊なるものを結成した!


マヤミ「パパ、どうしたの?こんなに変態を集めて・・・」


ダークラ「お前の仇を討つ・・・」


マヤミ「はぁ!?まさか、未來君を殺しに行く訳じゃないよね!?!?」


ダークラ「あんな優男を殺して何になる!!!

とにかく、お前の仇討ちなんだよ!!」


ダークラがまた訳のわからない企画をたてたため、ヘルクライムデビルたちは動揺した!


リード「決して・・・決して馬鹿な真似はしないでくださいよ!」


ダークラ「うるせぇぞ、この二代目影薄白髪ロン毛!!!」


リード「なっ!?この髪の毛は高級シャンプーで毎日洗ってるんです!

白髪なのは生れつきですし・・・。

影が薄くてもいいから、この髪の毛は薄くしたくない・・・」


ファイン「おお!リードも私と同じ考えの持ち主でしたか!」


するとダークラは容赦ない言葉を発した!


ダークラ「二人ともハゲちまえ!!ばかやろう!!!」



ダークラはそんな暴言を吐くと、ヴィランを連れてどこかへ行ってしまった・・・。


その頃、ごまはある質屋へと向かっていた。ある理由から大切にしていたぬさを売ることになったのだ。


ごまは、質屋へ着いた!そして、ベルを鳴らした!

すると、強欲な金貸しババア・アリョーナとやらが出てきた。


アリョーナ「誰だい?」


ごま「ごま・・・です。

いい品を持ってきました。だから、換金してくれませんか?」


アリョーナ「ああそうかい。お入り」


ごまは部屋へ入った!部屋にはイケメンのポスターが貼ってあった!


ごま「(心の声:なんだあのババア・・・。あのババアは強欲なのは金じゃない!!本当に欲しているのは・・・!!!)」


アリョーナ「なにボーッとしてるんだい!さっさと品をだしな!」


ごま「ああ、すいません。これです」


ごまはバックから幣を取り出した!


アリョーナ「なんだいこりゃ?」


アリョーナは思わず首をかしげた!なぜなら、棒に稲妻状の紙がついただけのアイテムだったし・・・。


とにかく、世間知らずのロシア人にはツッコミ所が多すぎる品だったのだ!


ごま「それは・・・幣という、聖なるアイテムです!」


するとババアは正論的な答えを導きだした!


アリョーナ「せいぜい出せて、1ルーブル半だね。

利息天引きで」


ごま「ええーーー!?それはないだろう!!」


アリョーナ「じゃあ、やめれば?」


するとごまはある人を召喚した!!


トウタ「我が名はトウタ・・・」


アリョーナ「な、何なんだいアンタは!?」


トウタ「我が神にあだなす者、一片も残さず絶滅させる!!!!!」


そういうと、トウタはアリョーナをバラバラに粉砕した!!


トウタがそんなことをしている最中、ごまはババアのお宝を全部盗み出した!


ごま「この金は有効活用するぞ!」


トウタ「リンネに言われてあなた様について来ましたが・・・」


一人と一匹は瞬間移動でずらかった!



一方、ダークラは12支星獣の本部へ殴り込んだ!


ダークラ「出てこい!!いてはならぬ者ども!!!」


すると、バリオが警告を放った!


バリオ「おまえら、こんなふうになりたくなければサッサと逃げることを奨めるぜ!」


そういうなり、バリオは何かを投げ捨てた!なんとそれは六苛戦の一人・リーヒラの死骸だった!!


オツベル「あ、あんなやつらに勝てるわけがねぇ・・・!!」


ディオニス「大丈夫だ、我々なら勝てる!

あいつのように一人で立ち向かわなければな!!」


ゲスラー「我らヴィランの力があれば、貴様らなぞ・・・」


悪代官のヘルマン・ゲスラーはそう言った途端、ナゾの弓使いが放った巨大な矢を顔面に受けて即死した!


メゲリウス「よう、ダークラ。久しぶりだな・・・」


ダークラ「この気配は、荒坂長者のせがれの・・・!?」


メゲリウス「そうだ・・・。俺はあの時倒されて死んだ。

しかし、あのお方が俺の弓の腕前を認めてくださり、このようにいてはならぬ者として、12支星獣の一人として蘇ったのさ」


ダークラ「ふん、命を捨ててまで存在したいか!!

皆よ、奴らを叩き潰せ!!!」


ヴィラン達は12支星獣に立ち向かった!


オデット姫を白鳥に変えたロッドバルトはオエルに飛び掛かった!すかさずオエルはロッドバルトにボールを投げつけた!が、簡単に避けられた!


オエル「なんで避けるんだよ!!(怒」


ロッドバルト「ふん、生き物のふりをした非生物め!!お前らは感情まで生き物のふりか・・・」


暴君ディオニスは、巨大なサーベルでバリオを切り付けていた!


バリオ「おまえらの時代は終わった。これからは俺達が悪さしてやるからよ・・・」


ディオニス「お前画家?」


バリオ「・・・??」


ハムレットの叔父・クローディアスも闇の力を駆使して、かに座のノーシンと戦っていた!


ノーシン「うるさいやつだな・・・」


ダークラ「ああ、お前がかに座の・・・!?

クローディアス、奴だけは生け捕りにしろよ!!!」


クローディアス「まさか、食べるおつもりで!?」


さっきまでビビっていた資本家オツベルも、銃でメゲリウスを攻撃していた!


オツベル「死ねっ!死ねっ!!」


メゲリウス「残念だがな、お前の銃では俺達は倒せぬ」


メゲリウスはそういうと、オツベルの脳天を弓矢で貫いた!


オツベルはあっけなく倒された。が、これはまだいいほうだった!


インジャン・ジョー「死ねオラー!!」


ジョーはさそり座のメタンタラスをナイフで刺そうとした!

しかし、ナイフはメタンタラスの頑強な甲殻によって逆に折れてしまった!


メタンタラス「我らいてはならぬ者に死はない。なぜなら命なき者だからな」


メタンタラスはそういうと、インジャン・ジョーを捕らえて食べてしまった!


フョードル・カラマーゾフもいた。しかし、彼は戦おうとしなかった!

それが気になった牡牛座のヒスイオンが尋ねてきた!


ヒスイオン「おぬし、なぜ戦わん!?」


するとフョードルはさりげなく、


フョードル「めんどくさいからにきまってんだろ。

俺は金と酒と女のために生きる男だ。誰かのために戦おうとは思わない。

だから、さ。金やるからここは見逃してくれよ!」



それを聞いたヒスイオンは表情をまったく変えずにフョードルを睨んでいた!


ヒスイオン「もしも、金も酒も女も通用しないような相手だったらどうするつもりだ・・・?





豚以下の生命があああぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!」



ヒスイオンはそう叫ぶと、フョードルを上空へ吹き飛ばした!そして、目からビームを発射してフョードルを爆殺した!!


ヒスイオン「汚い心の持ち主は、汚い花火になる運命なのだ・・・」


ヒスイオンはそういうなり、自分の仕事場へ戻っていった・・・。


一方、ディオニスはバリオを切り付けているうちにあることに気づいた!


ディオニス「防御力が・・・体力の減少と共に増上しているのか・・・!」


バリオ「そう、その通り・・・だ!!」


バリオはディオニスを一刀両断した!!

すると、背後から死んだはずのロックトロールが襲い掛かってきた!!


バリオ「貴様・・・なぜ!?」


ロックトロール「ダークラが生き返らせてくれたんだ!!」


そういうと、ロックトロールは地面をたたき付けて地震を起こした!


バリオ「ぬっ・・・。このまま地震を起こされてはたまらん・・・。


一気にカタをつけてやる!!!」


バリオはそういうと、背中から二本の腕を生やした!

腕にはいつの間にか刀を持っていた!


ロックトロール「ど、どうして・・・!?」


バリオは四本の腕でロックトロールを回転斬りした!

ロックトロールはバラバラに吹き飛んだ!


ダークラ「バリオとやら・・・。何と言う力の持ち主だ・・・」


その頃、ラヴレースという黒鉄武者は辺りをウロウロしていた!


ラヴレース「メタルナイトはどこだ・・・?」


すると、青い髪の毛の美女がラヴレースの前に立ち塞がった!


ラヴレース「そこをどけ・・・!」


美女「断ります!」


その美女は手から強烈な光を放った!ラヴレースは瞬く間に光に飲まれて消滅した!


ダークラ「なんだ、あの女・・・」


ダークラが戸惑っていると、その女がいきなり目の前に現れた!


美女「あなたが第9天魔王のダークラさんですね。

私の名はセイカ。12支星獣の一人です」


ダークラ「そ、そうかい。て、敵の割には親切だな!」


セイカ「ところで・・・。あなたには娘がいますね?」


ダークラ「ああ、いるよ。マヤミっていうんだ」


その名を聞いた途端、セイカの顔は強張り、嫉妬の怒りに震えた!!


セイカ「マヤミ・・・!

憎い・・・憎い・・・!!!」


ダークラ「なんだよ、お前!?会ってもいないのにそんなこと言えるんだよ!?」


セイカはそういわれて我にかえった!そして、ダークラに背を向けた!


セイカ「アイツがいなければアナタも魔王にならずに済んだのに・・・」


セイカは悲しげにそういうと、瞬時にその場からワープしてしまった!


ダークラは訳の解らないことを言われ立ちすくんでいた・・・。


ダークラ「マヤミがいなければ・・・俺は魔王じゃなかった・・・?

アイツ、何が言いたいんだ・・・・・・!?」


ダークラをよそ目にクローディアスはノーシンを攻撃していた!しかし、いくら攻撃してもノーシンに傷一つ付かなかった!


クローディアス「馬鹿な!?お前には闇は通用しないのか!?」


ノーシン「ああ、そうなるんだろうね」


ノーシンはクローディアスを捕らえて食べてしまった!


メタンタラス「オヌシも貪欲よのう!」


ノーシン「へっへっへ。節足動物のお前さんもでっせ!」


ヴィランで唯一生き残ったロッドバルトにも終わりの時が来た!


オエル「なぁ、さっさと消えろよ」


オエルはそういった途端、ロッドバルトの顔面を鋭い爪で引き裂いた!ロッドバルトはそのまま死んでしまった!!


ダークラ「やはり、あいつらでは敵わなかったか・・・」


バリオ「ダークラ!こいつらが負けるのは元からわかっていたんだろう?

ならば、逃げる暇があったんじゃないのか?」


ダークラ「ふっ、奴らの死を待っていたのさ!」


ダークラはそういうと、いきなりギガントダークラと化した!


ギガントダークラ「奴らの怨念をこの腕の中で凝縮する!!」


バリオ「ダークラの第四形態!?まさか、ギガントな力を手に入れて実現したのか・・・!!

となると、使えなかったあの技を!?」


ギガントダークラ「そうだ!その技だ!!


くらえぇっっ!!



滅びの一途おぉぉぉぉぉっっっ!!!!!」


ギガントダークラはそう叫ぶと、手の平でうずめくどす黒い塊を超高速で飛ばした!!!


バリオ「なあぁっ!?」


バリオ達は驚愕した!が、その塊はあてずっぽうな方向へ飛び、たまたま見に来ていた水瓶座のヤハムナックスに激突した!!


すると、ヤハムナックスはけたたましい雄叫びをあげながら体の破片を撒き散らし、消滅した!


バリオ「何と言う技だ・・・!!12支星獣の一人を倒すとは・・・。(心の声:ヤハムナックス、大した活躍もせずにやられちゃったよ・・・。ただ純粋に技の恐ろしさを表現するためにやられただけという至高の噛ませっぷり!!!)」


さぁ、ひょんなことで12支星獣を一瓶倒したギガントダークラ!

これにより、ヘルクライム78柱に最大のピンチが訪れるとも知らずに・・・。

ついに・・・12支星獣の黒幕が・・・登場する!?

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