第20話・新たなダークラ!!謎の存在・イドラの出現
ダークラはタイマツの飲み込んでしまった!大体、火なんか食べて美味しいのだろうか?
オメガがせっかく手に入れてきたタイマツの火を食べてしまったダークラ・・・。
不穏な空気が辺りをつつむ!
ダークラ「あれ・・・?俺なんか悪いことしたか?」
すると、オメガが目を大きく開いたまま、ダークラにつかみ掛かった!!
オメガ「ダークラ・・・。
いっぺん成仏・・・する?」
ディスティニー「どしたの?みんな?」
フロム「どしたの?じゃねーよ!!てめぇ!!!ダークラが馬鹿なことをしたせいで、ビコーズは二度と元の男に戻れないんだぞ!!」
みんなが大騒ぎしている最中、ダークラの娘・マヤミがやって来た!
マヤミ「あーあ、またパパなことしたのねバカ・・・」
スペル「パパとバカが逆だよ、マヤミちゃん!
そんなことより、レイドの作ったミルクセーキを飲んでみんか?」
マヤミは奨められるがままにミルクセーキを飲んだ!
マヤミ「おっ!このミルクセーキ、ダブルスープ方式にして、複雑で多様な旨味を醸し出した所がいいわね!」
スペル「さすが父娘だねぇ・・・!」
フォーミュラー「あたしのママも料理を食べるときに、そんな意味不明なことを言い出すよ!」
マヤミ「・・・??」
マヤミが戸惑っている間にも、ダークラは責任を問われていた!
ダークラ「ビコーズがニューハーフで何が悪い!?
ってか、おまえらの言い分を聞いてるといかにもニューハーフが悪いかのような言い方だな・・・」
オメガ「ダークラ様・・・。別にニューハーフが悪いとは言ってないのです。
ビコーズは好きでニューハーフになった訳ではないから元に戻したいのですよ!」
ダークラ「そうかい・・・。でも大丈夫。俺の力で元のビコーズに戻してやるからよ!」
オメガ「できるのだったら・・・」
ダークラはみんなから距離を置くと、闇の力を取り入れはじめた!
そして、変身しだした!
ダークラ「これが通常の俺だろ?」
ダークラはそういうと、ダークネス・ダークラに変身した!
ダークネス・ダークラ「これがダークネスな時の俺だ。覆面がなくなって、まさかの素顔丸出しだ!
ところで、俺の素顔・・・イケメンだろ?」
ディスティニー「はいはい(呆れ」
ダークネス・ダークラはさらに変身してジャークラと化した!
ジャークラ「これは俺の邪悪な時の姿。再び覆面だ。だが、覆面の六つの目は黄色から赤へと変色している。
そして・・・」
ジャークラは闇をさらに吸いつづけた!ジャークラを深い闇がつつむ!!
しばらくすると、闇の中からジャークラより格上の形態が現れた!!!
ギガントダークラ「待たせたな。これがタイマツを取り込んでギガントな力を手に入れた形態だ。これになるのは初めてだったから、時間かけて悪かったな・・・」
ダークラの新たな姿を見たヘルクライムデビル達は平伏した!
オメガ「タイマツの火を食べたのは、その形態になるためだったんですね。
お見それしました・・・」
ギガントダークラ「この形態になったことにより、人間の性転換、生き物の蘇生とかが・・・出来るようになったぜ!!」
ギガントダークラは嬉しそうにそういった!が、欠点があった!
ギガントダークラ「なんか前よりは遠くがよく見えるようになったぞ!」
オメガ「はぁ、そうですか・・・」
ギガントダークラ「でも、目の前にいるはずのお前の顔がぼやけて見える・・・」
オメガ「・・・おそらく、老眼が進んだんですね・・・」
そんなこんなで、ギガントダークラはビコーズを元に戻すため、ビコーズの部屋へ向かった!
ギガントダークラ「そういやディスティニー、お前ビコーズの部屋で一晩どうしたんだ?」
ディスティニー「ああ・・・。あまりにも誘惑がしつこかったので、居眠り魔法・スリープスで寝かせました。
おそらく、今も寝てるはず・・・」
ギガントダークラ「お前、ビコーズを寝かしつけて・・・わいせつな行為をしていないだろうな!?」
ディスティニー「そんなことするわけないだろ!元々男だって分かってるんだから・・・。
ってか、ダークラが悪いんだぞ!!ビコーズをあんな牝男にしやがって・・・(涙目」
ギガントダークラ「だから、俺はビコーズをニューハーフにはしていないと言ってるだろ!!
だが、ギガントダークラとなったからには完全な性転換が可能となったわけでして・・・。この力をビジネスにすれば・・・」
オメガ「話はいいから、ビコーズを早く!!」
オメガに催促され、ギガントダークラはビコーズのベッドの前に立った!
ビコーズ「ダークラ、なんだ・・・?
へあっ!?」
ビコーズが驚く間もなく、ギガントダークラは性転換の術を使った!
ビコーズ「・・・一体どうしたんだ?俺は一体・・・。ってか、なんでブラジャーなんかしてるんだろうか・・・」
ビコーズは訳がわからなかった!そこで、オメガは今までのいきさつを話した!
ビコーズは黙って聞いていた。
しばらくして、ビコーズは口を開いた・・・。
ビコーズ「まさか俺にもう一つの人格が・・・。しかし、その人格は元に戻ったことでもう・・・」
オメガ「確かに・・・。もう一人のお前を殺したようなものかもしれない。だが・・・」
ギガントダークラ「勘違いするな・・・。もう一人のビコーズの人格は宇都宮駅のコインロッカーに封印した。
ニューハーフになりたくなったら、いつでもコインロッカーに封印された人格を解放するがよい・・・」
ビコーズ「そ、そうですか・・・。うぐぅ、何故か涙が・・・溢れる!」
オメガ「そういや、ここから数分歩くと、宇都宮駅あるもんな・・・」
衝撃スキャンダル!!ダークラ城・支部は栃木県にあった!!!
ギガントダークラ「影が薄い県だからここに城を建てた訳ではない」
オメガ「ちょ・・・、それは禁句!!!」
そんなことしていると突然城内で白い霧が発生した!
ギガントダークラ「なんだ!?」
すると、何処からともなく三つ目の男が現れた!
ディスティニー「お前は・・・リードがかつて遭遇したという、三つ目の男か!?」
三つ目の男「リード?ああ、あの遊園地で遭遇した悪魔か。で、君はその仲魔と・・・」
ギガントダークラ「ごちゃごちゃ言ってねぇで、何者かを名乗れ・・・」
三つ目の男「それが名前を聞く態度ですか・・・?まぁ、私の術を破っただけのことはある・・・」
近くに立ち会っていた者は、それを聞いて驚愕した!
オメガ「お前がビコーズを・・・ニューハーフに!?」
三つ目の男「いかにも・・・」
すると、いきなりギガントダークラが持っていた大斧を振り下ろした!
しかし、三つ目の男はサッと避けた!
三つ目の男「まったく・・・人が話をしている最中に・・・。野蛮な魔王ですね・・・」
ギガントダークラ「なんだかんだで迷惑だったが・・・。今回は見逃してやる。
そのかわり、名前だけでも教えてくれ」
すると、三つ目の男は素直に答えた!
ギャラン「我が名は・・・ギャラン。
錯覚から生まれた幻・・・。
イドラ四天王の一人だ・・・」
ギャランはそう言うと、白い霧と共に消えてなくなった・・・。
オメガ「一体あれは・・・何だったんだ?」
ビコーズ「あいつ・・・。俺をニューハーフにしてどうするつもりだったんだ?」
ギガントダークラはダークラへと戻った・・・。そして、こうつぶやいた・・・
ダークラ「戦いは・・・まだ、始まっていない・・・か・・・」
ダークラの意味深な発言。これはのちの展開と何か関わりがあるのだろうか?
カッコイイのかカッコ悪いのかわからない発言をしたダークラ。あんなこと言っといて、次回は魔王っぷりを発揮する!?