第2話・あの都市伝説
第9天魔王のダークラが、配下のヘルクライム78柱の人達と、あの都市伝説の真偽を確かめた。
ある日、ダークラはヘルクライム78柱のみんな(と、いってもあと12人足りない)を呼んだ。
ダークラ
「みんな、俺に都市伝説を聞かせてくれ!」
すると、No.33のマースリスが物申した!
マースリス
「あの・・・。カップヌードルありますよね?
なんか、あれを食べていると奇形児が生まれるって聞いたことがあるんです・・・」
ビコーズ
「それって、ライバル会社を潰すためのデマでは?」
マースリス
「その原因が、熱湯で溶けた発泡スチロールの成分が体に溜まってしまうのが原因だってさ」
ビコーズ
「うむ・・・。それでは、会社の潰しあいではなさそうだ・・・」
レイド
「この都市伝説、カップヌードル全般を潰そうという何者かの意図が?」
ダークラ
「本当にそうかどうかを試してみるぞ」
ダークラはカップヌードルをクリッターに食べさせた!
クリッター
「がりがりがり・・・」
レイド
「全て食べてしまいましたが・・・?」
ダークラ
「観測不可能か・・・」
結果
・たぶんガセ。本当だったら食品偽装よりも深刻な問題。
・残飯の神様の罠。
ダークラ
「次の話、カム・オーン!!」
ディスティニー
「黄色い救急車があるらしいが、本当なのか?」
ダークラ
「黄色い救急車ぁ?なんなんだ、それ?」
マースリス
「私の弟みたいに変なこと言ってるやつを連れていってくれる救急車のことですわ」
ダークラ
「へぇ、そんなもんか」
シグマ
「黄色以外にも、青や紫、緑色もあった気がする」
実際に作ってみた。
ダークラ
「黄色いペンキでちょちょいのちょいと・・・」
ディスティニー
「うわぁ、塗りかたが雑だなぁ」
そして、黄色い救急車は完成した。が、それは目を当てられないくらいひどいものだった・・・。
ファイン
「こりゃひでぇ・・・」
リンネ
「うん、これは無いわwww」
ディスティニー
「これは、モザイクが必要なレベル」
ダークラ
「ディスティニーのために造ってやったんだ。ありがたく思え」
ディスティニー
「えっ・・・!?」
結果
・救急車を黄色く塗れば実現する。
ダークラ
「次の都市伝説、かかってこいやぁーーー!!!」
スペル
「では、わしがかからせてもらう」
ダークラ
「ほう、言ってみろ・・・。ガイロス」
スペル
「本名で呼ばんでくれ!!!
で、わしの言いたい都市伝説とは・・・。ある幼女が行方不明になったんじゃ。その幼女を透視能力がある女性に探させたんじゃ。
すると、その女性は『この子は世界のあちこちにいる』と言ったらしいんじゃ」
デス
「それは、どういう・・・?」
重い空気の中、空気の読めないやつが口を開いた・・・。
ジャッシュ
「臓器売買・・・では、ないでしょうか?」
ダークラ
「アッー!」
スペル
「そうなんじゃ。日本人の臓器は高く売れるらしいからのう・・・」
フォーミュラー
「あたしみたいな幼女が・・・?ヒィー!!(涙」
ファントム
「どうしてくれるんだ、この空気!!(心の声:臓器売買、いいこと聞いたぞ〜)」
ジャッシュ
「ひいぃ、ファントムのほうがこえぇ!!!」
ジャッシュはファントムの剣幕にビビったわけではない!ファントムの心境を感じとって、ビビったのだ!
ダークラ
「他の命をつなぎ止めるためとはいえ・・・」
結果
・真偽の程は不明。幼女いじめにも程がある。
ダークラ
「愉快な都市伝説はないのか?」
クロニクル
「次はわしのターンじゃ!!」
ダークラ
「どんな都市伝説だ?」
クロニクル
「だれにでも真似できる都市伝説ですぞ!
まず、マムシを瓶の中に入れて、瓶の半分くらい酒を入れるんじゃ。そして、半年たったら瓶の蓋を開ける。すると、瓶の中のマムシが襲い掛かるという罠ですぞ!!」
ダークラ
「なんだ、それ?」
ディスティニー
「ああ〜、たしかマムシ酒のマムシがいきなり噛み付いてきて死亡するっていう都市伝説だな?」
ヘブン
「私もそれは知っていた。なんか、瓶の中の空気を吸い、酒を養分にして生き残るみたいらしい。だから、瓶の中を酒で満たして窒息死させねばならんらしい。
ちなみに、私もマムシ酒をワンボトル所持しているのだが、マムシの脂肪やエキスが溶け込んでいて、飲めたものではなかったが・・・?」
結果
・条件次第では実現できるが、危険なので安易に真似しないこと!!!
ダークラ
「なんか、食品に関わる都市伝説はないのかな?」
サイン
「メントスをコーラを入れると、泡がしゅわしゅわしゅわ〜って・・・」
ダークラ
「そんなもん知ってる。って、都市伝説の話はさておいて・・・さっさと魂回収してきなさい」
オメガ
「はっ!・・・みんな、魂を世界中から手に入れるぞ!」
悪魔のみんなはそれぞれの持ち場についた。
しかし、全ての悪魔が仕事に向かうとは限らない・・・。
これは、ちょっとアレでしたが、次の話あたりで悪魔の馬鹿騒ぎをやりたいです。