第19話・ついに激戦!!三大勢力の破壊力!!!
大切な人を失ったリーヒラは、仇を討つために復讐の魔人と化す!!厳密にいうと戦っているのは二体だけです。
六苛戦の一人・リーヒラが大切な人を失って悲しんでいるとも知らず、ダークラは朝っぱらから馬鹿なことをしていた・・・。
邪犬ロボ「起きろ、コラァ!!」
ダークラ「うわぁ・・・。欝う人がトルコに攻めてきたお〜(寝言」
邪犬ロボ「ああん!?てめぇ、宇宙人ごときにビビってんのかよ!?
俺だったら、地球外生命体なんざ皆殺しだ!!たとえ温和な宇宙人でも、噛み殺してやらぁ!!!」
ダークラ「うっせぇんだよ、邪犬ロボ・ゼツ!!」
ダークラはゼツの顔を引っ張った!すると、顔がスポッと脱げた!
邪犬ロボ・ゼツはターミネーターのような顔をさらけ出した!
ダークラ「わぁああ、化け物!!!」
フォーミュラー「うるさいんだよ!馬鹿爺!!!」
ダークラ「なんだよ、この小娘!!」
ラージ「ダークラ様、ピザを10枚出してください!!」
ダークラ「・・・ああ、わかったよ。朝食だろ・・・」
ダークラは闇の力を駆使して、ピザを出した!
ラージ「よかった〜、これで朝食は完璧だぁ!!」
ダークラ「ちょっとはダイエットしろ・・・」
今日も、ダークラ城は平和だった・・・。
その頃、リーヒラはオエルのいる12支星獣のいる本部へと向かっていた・・・。
リーヒラ「オエル・・・。まずお前から抹殺してやる・・・」
リーヒラは怒りに燃えていた!その後ろからは、オメガがついて来ていた!
オメガ「あれは・・・怖いな・・・」
オメガは赤鬼が近くにいるのを察知してやって来ただけであり、リーヒラを付け狙ってきたわけではなかった。
しかし、赤鬼の気配を感じるので、リーヒラが襲撃されるのではないかと思い、ついているのであった・・・。
オメガ「(心の声:いかなる形であれタイマツを手に入れねば、ビコーズの呪いを解くことが出来ないからなぁ・・・)」
オメガがそう思っている頃、ダークラは食道へと向かっていた!
ダークラ「ん・・・?
勝手に俺を喰わせるな!!」
ナレーター「でえぇーーー!?(殴られ」
ダークラは食道ではなく、食堂へと向かっていた!
食堂では、アクアがウエイトレスをやっていた!
アクア「ご注文は何になさいますか、ダークラ様?」
ダークラ「ふっ、下位ナンバーにふさわしい仕事してるな、アクアよ」
アクア「わ、私は好きでやってるわけじゃありませんからね!!」
ダークラ「まぁいいや。ねぎみそラーメン、にんにく・チャーシュー抜きで」
アクア「そんなのありませんよ!」
ダークラ「じゃあ、ローストビーフのサラダをくれ!これならメニューにもあるから大丈夫だろう」
アクア「これ、ビコーズさんじゃないと出来ませんよ?ニューハーフ・ビコーズの状態じゃローストチキンのサラダしか作れませんよ?」
すると、食事中のレイドが物申した!
レイド「ローストビーフ、俺に作らせてくれないか?」
ブラッド「ふん、No.40が出来るか?」
ダークラ「そういうお前はNo.53だし、ビコーズにいたってはNo.72だが?」
ブラッド「黙れ!!」
ダークラ「おい、コラァ、会社でいう会長みたいな存在にそんな口叩く課長なんかいるか!?ああっ?」
ダークラは頭にきたので、ブラッドのお尻をぺんぺんした!
ブラッド「があっ!?や、やめろ・・・!!(M」
ダークラ「うるせぇぞ、このヅラ野郎!!(どM」
実はブラッド、かつてはNo.4だった。しかし、ヅラがばれてしまったためにNo.53へと降格されてまっていたのだった・・・。
ダークラ「この変態がぁ!!!」
ダークラはそういっていたが、オッサンの尻を叩く55歳魔王のお前のほうが変態だと誰もが思った。
よくよく見てみると、食堂のメニューを食べている人はあまりいなかった。
そのかわり、弁当を食っている奴が大半を占めていた・・・。
ダークラ「どうしたんだ、あいつら?城内のコンビニで弁当を買ったのか?
いや・・・違う!!」
ダークラは驚愕した!
なんと!彼らはミニチュアのような小さい店に並んでいたのだ!!
アリが10円で弁当を売っていたのだった!!!
スペル「何と言う営業妨害!!
さすが5寸の命を持ちし者!よくあんな値段が実現できたのう」
ピエール「ミーはあの虫魂が好きザンス」
そんなこんなで、レイドがローストビーフを持ってきた!
レイド「食材のあまりで、ミルクセーキも作りましたぞ!」
アクア「ローストビーフの材料から、どういった経緯でミルクセーキを!?」
ダークラはそれ食べた!すると、とんでもないことを言い出した!
ダークラ「追いガツオのダシに、椎茸のグアニル酸旨味もあいまって、ビコーズのローストビーフとは比べものにならない香ばしさと深みのある味になっている・・・」
アクア「?!?」
ブラッド「(心の声:食べ物より金勘定のが好きそうだと思っていたが・・・。
なんでそこまで分かる!?)」
ダークラ「まるでダメだな」
レイド「なにぃっ!?」
ダークラのダメ出しにレイドは傷ついた!それをフォローするかのように、アクアがミルクセーキをダークラにすすめた!
ダークラ「な・・・!?
ああ、まだ残っていたんだな!!わかったよ、飲むよ!!!」
ダークラはミルクセーキを飲んだ!すると、口元がほほ笑んだ!
ダークラ「うむ、ダブルスープ方式にして、複雑で多様な旨味のミルクセーキを目指したのか!
これは旨かったぜ!!」
ダークラは喜んだ!
すると、レイドはアクアの手をとった!
レイド「君のおかげで、メインディッシュのミルクセーキをなんとか提供できた!感謝する!!」
アクア「え・・・?
別にレイドさんのためにやったわけじゃあ・・・」
アクアはそういいながらも顔を赤らめた!
一方、オメガはリーヒラの後をつけていたが、大した進展はなかった。
と、その時!!リーヒラの目の前に赤鬼・キオウが現れた!!
キオウ「げへへ、六苛戦のリーヒラか!!弱そうな奴!!!だから、俺がせめてもの情けで一撃で押し潰してやらぁ!!!」
リーヒラ「どうやら、お前があの人を食ったわけではないようだ・・・。
だが、今の俺は貴様とて許さない!!!」
リーヒラは激怒していた!
しかし、キオウはそんなことも気にせず、酒を飲みだした!
キオウ「かぁ〜、うめぇーーー!!」
リーヒラ「緊急事態だってのに、酒を飲んでいる場合か?」
キオウ「でへへ、俺はなぁ〜、酒を飲めば飲むほど攻撃力が上がり、防御力が下がるんだ!!」
キオウは笑いながらそういうと、剣で地面を叩きつけた!!すると、地面は凄まじいほどに吹き飛んだ!!
オメガ「ごわぁ!?揺れるぅーーー!!」
オメガは余りの揺れに混乱した!
そんなオメガをよそ目に、両者は戦う!
リーヒラ「スキが多かったのが欠点だったな!!」
リーヒラはキオウを切り付けた!!すると、キオウは赤色から、青色へと変色した!
青色になったキオウは無敵状態なので、傷をつけることは出来なかった!!
キオウ「残念だったなぁ!!」
キオウはタイマツの火を使って火をふいた!リーヒラはとっさに炎をかわした!
リーヒラ「さっさと終わらせてやる!!
秘技・刹那!!!」
リーヒラはそういった途端、瞬時にキオウの背後から現れた!
リーヒラ「お前は死んだ・・・」
キオウ「なにぃ?・・・あぐゃはかぃかたなばーーー!!!」
キオウはそう叫びながらバラバラに消し飛んだ!
リーヒラ「オエル・・・次は貴様だ・・・」
リーヒラはそういうと、さっさとその場を立ち去った!
混乱が解けたオメガは、目の前にタイマツが落ちているのを確認した!
オメガ「これでビコーズを助けられる!!!」
オメガは喜びながらタイマツを城へ持ち帰った!
オメガ「ダークラ様、赤鬼のタイマツを持ってきました!これさえあれば、ビコーズのニューハーフ状態を・・・」
ダークラ「そうかそうか。ところで、腹が減ったからそれくれ!」
ダークラはそういった途端タイマツを取り上げ、着いていた火を飲み込んでしまった!
オメガ「ああ!食べちゃった!!」
ダークラ「ご馳走さまでした☆」
ダークラは冗談じゃないことをしてしまった!
このあと、ダークラに冗談じゃない現象が・・・!?
リーヒラは法には縛られない。なぜなら、過去に封印された魔人だから・・・だろうか?ダークラに至っては、魔王の常識をやぶってるしなぁ・・・。