表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/61

第16話・釜井達の夜?真夜中の大激戦!!

一応、妖怪は出るが鎌鼬は出てこない。シグマの娘が新たな12支星獣の驚異を!?

六苛戦を復活させてしまったものの、実体化してくれなければどうしようもないということで、ダークラは夜の仕事をこなすことにした!


ダークラ

「といっても、エロいことではないからな!」


ダークラはそんなことを言うなり、シグマ夫婦に会いに行った!


ダークラ

「シグマ!タウ!元気か?」


シグマ

「はい、ダークラ様!

私達に子宝を授けて下さって・・・誠に・・・ウッ!(´;ω;`)」


タウ

「ダークラ様・・・。本当にありがとうございます!ちなみに、この娘にユプシロンと名付けましたの」


ダークラ

「そ、そりゃよかったな。ははは・・・」


ダークラは知っていた!

シグマは子供が作れないのではない!


作る気がなかっただけだったことを!!


ダークラ

「(心の声:ヘルクライム78柱での社内恋愛を経て結ばれたNo.13・シグマとNo.25・タウ・・・。夫婦仲は良いのに、いったいなぜ作ろうとしなかった?)」


ダークラはそう思った!

そして、ダークラはユプシロンの存在に奇っ怪な疑問を抱いていた!


ダークラ

「(心の声:竹から生まれたという、あの小僧・・・。かぐや姫なのか?それともスターファイアーの同種?確かめたいが、あんなに小さい顔では、俺みたいな老眼にはたまらんわい!!)」


すると、ダークラは闇の割れ目から奇妙なスプレーを取り出した!


ダークラ

「その娘に儀式をしてやろう。これさえやれば、月に帰らないし、身長も不気味に伸びたりはしないはず・・・」


そういって、ダークラはユプシロンにエチレンガスを噴射した!

すると、ユプシロンはみるみるうちに成長して、見事なまでの美少女へと変貌してしまった!


シグマ

「でぇええーーー!?」


ダークラ

「エチレンガスすげぇっ!!

(心の声:ってか、こんなガスでここまで成長するとは・・・。どこの種族だ?)」


ユプシロンは布に包まれていただけだったので、成長したせいで素っ裸を晒してしまった!


ユプシロン

「この変態!!ワラワの裸に興味あるのか!?」


ダークラ

「ああ、すまん。ちょっくら服を持ってきてやる!」


ダークラはそういうと、自分の娘のマヤミから服を剥ぎ取った!


マヤミ

「きゃあ!パパの鬼!!」


ダークラ

「俺が鬼?違う・・・俺は魔王だ!!」


ダークラは服だけでなく、ランジェリーもぶん取った!そして、ユプシロンに渡した!


ユプシロン

「なんじゃ、この薄着は!?わらわはもっと厚着だぞよ?」


ユプシロンは不満そうだったが、渋々着こなした!


ユプシロン

「うむ・・・。スースーしていて変な感じじゃが・・・。不思議と体が軽いぞよ☆」


ユプシロンは不思議な着心地に何気に満足そうだった!


ダークラ

「なぁ、ユプシロンよ・・・。お前はどこの星から来たんだ?」


すると、ユプシロンは急に涙目になって答えた!


ユプシロン

「わらわはかに座の近くにあるマール星の姫じゃ。実は、あるとき星にやって来た化け蟹から逃げてきたのじゃ・・・」


ダークラは化け蟹と聞いて、12支星獣が頭をよぎった!

が、ダークラはさらに詳しく尋ねた!


ダークラ

「その化け蟹は、お前の星でどんなことをしたんだ?」


ユプシロン

「その蟹は、マール星の住人を次々と食い殺していったのじゃ。

そして、わらわの父上と母上までも・・・」


ユプシロンはそう言うと、さめざめと泣いた!


ダークラ

「そうか・・・。そいつはマール星の住人を食い物に・・・。

ならば、俺がそいつを喰い返してやる!!!」


ユプシロン

「え・・・?

それはわらわの種族の仇を討つと受け取っても・・・?」


ダークラ

「いいよ!」


ダークラは快く引き受けた!

と言うのも、その蟹が貪欲ならユプシロンを食べにやって来ると思った!ダークラからすれば特大のご馳走の襲来なのだ!


ダークラ

「よーし、一刻も早く迎え撃たねば!」


ダークラはそういうと、外に出て、庭の芝生に寝転んだ!そして、星を眺めた!


ダークラ

「さぁ、来い!蟹座が来なくても、射手座と水瓶座と天秤座じゃなければなんとかなる!」


ダークラは意気揚々だった!


三時間後・・・。めんどくさくなったのか、ダークラは城に戻ることにした!


ダークラ

「全然来ないな、蟹野郎・・・。

しかたねえか。明日もあるし」


ダークラはそう言いながら、城へ戻った!しかし、城の門は堅く閉ざされている!


ダークラ

「ああ、そういやもう門限だったなぁ。シンデレラの魔法が解ける時間でもある、12時・・・。

ロマンチックか夢の破壊になるかは知らんが、今言えることは城主を平気で追放できるような奴らだったんだな、あいつら・・・」


ダークラは仕方なく、義甥・英次郎の家に泊めてもらおう事にした!


ダークラは城の出口に繋がる橋をこつこつと歩きはじめた!ダークラ城も典型的城の作り方で、城には堀があった!そこに橋が掛かっていて・・・。と、もしも城門が閉じられ、出口の門までもが塞がれたら、どうしようもなくなる・・・。


と、いう状態にダークラは陥った!


ダークラ

「・・・あれ?こんなところに壁なんか合ったっけ?

ってか、ここまで塞がったら朝になるまでこの橋で・・・!?


ちょっと待てよ!55歳がこんな硬い橋の上で寝れるわけがない!!!過って橋の下へ落ちるかもしれないしなぁ・・・。MPが足りないから、瞬間移動も出来ないしなぁ・・・」


ダークラはそういいながら困り果てた!すると、ダークラはあることに気づいた!


ダークラ

「あれ?この壁・・・動いてね?」


ダークラはそういって壁を見上げた!


なんと、その壁は野生のぬりかべだった!


ダークラ

「ちょっ、おまっ!!どうやってここに入った!?」


ダークラはそういいながらも、このままぬりかべが城門までやってきたら・・・と思った!


ダークラ

「・・・ぬりかべを破壊するしかないか」


ダークラはそういって、ぬりかべを殴りつけた!


しかし、うんともすんとも言わない!


ダークラ

「や、やばっ!!」


ダークラはひたすら殴る蹴るを繰り返した!

しかし、ぬりかべの防御力が高すぎて、ダークラの攻撃など屁のかっぱだった!

ダークラ

「まずいな・・・。このままでは押し潰されてしまう・・・」


ダークラは焦った!そこでダークラはダークネス・ダークラになることにした!

しかし、ダークネス・ダークラになるには何かに対する怒りが必要だった!


ダークラ

「怒れる理由が・・・ない」


しかし、ダークラは胸に手を当てて考えた!


ダークラ

「最近現れた12支星獣ってやつが人々を苦しめているらしいな・・・。いてはならぬ者めが・・・。そしてなにより、

蟹野郎!!なぜ来なかったんだーーー!!!」



ダークラはそう叫ぶと、漆黒の闇に包まれた!


その闇が消えた時、覆面を脱いで美しい顔をさらけ出し、真っ白な髪をなびかせるダークラの進化系・ダークネス・ダークラが立っていた!


ダークネス・ダークラ

「これで終わりにしようや」


ダークネス・ダークラは魔力重視型で、手には巨大な狂気のブレスがうずまいていた・・・。


ダークネス・ダークラ

「これで、最期だぁーーー!!」


ダークネス・ダークラは狂気のブレスをぬりかべにぶちあてた!!ぬりかべは粉々になって砕け散った!


ダークネス・ダークラ

「まったく、手間取らせやがって・・・」


ダークネス・ダークラは通常のダークラに戻った!


騒ぎを聞き付けたオメガが城の扉を開けて、ダークラに近寄った!


オメガ

「どうしましたか、ダークラ様・・・?」



ダークラ

「なに勝手に城の扉を閉めてるんだ!!バカタレが!!!」


そういうと、ダークラはオメガを殴りつけた!


オメガ

「あべし!!」


こうして、ダークラの長い夜は幕を閉じ、明日から12支星獣との戦いの日々が始まるのである。

ダークラは蟹がどうしても食べたいようです。この様子だと、羊、山羊、牡牛も・・・!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ