第14話・干からびたクサフグ
釣りをする話。最下位ナンバーの仲間が緊急事態だというのに・・・。13話よりもどうでもいい話かもしれない。
ディスティニーやリードは釣りをしていた!
しかし、釣れるものはいつもクサフグだった!
ディスティニーはクサフグばかりでついにキレた!
ディスティニー
「こいつら・・・!!踏み潰してやりたい!!!」
リード
「踏み潰すな。内臓が飛び散って、それを喰ったらどうするんだ?」
ディスティニー
「それもそうだな!」
ディスティニーは笑いながらクサフグを海のほうではなく、陸のほうへ投げ込んだ!
リード
「おい、それはないだろ!」
リードはそういって、クサフグを拾い上げると、海へ還した!
すると、ディスティニーは大いにキレた!
ディスティニー
「なんてことしやがる!悪い魚を駆除してるってのに!」
リード
「べ、別にクサフグが哀れで海に還したわけじゃないからな!」
ディスティニー
「じゃあ、何のために助けたんだよ!?」
リード
「もしも猫が間違って喰ったら大変だからだよ!」
ディスティニー
「そうだなぁ、ヌコが死ぬのはあまり良いものではないからな・・・」
すると、隣で釣りをしていた脱・切り裂きジャックの裁木英次郎は・・・
英次郎
「フグで死ぬ猫よりも、保健所で処分される猫のが多いと思うがな」
ディスティニー
「っっっっ!!」
ちなみに英次郎が脱・切り裂きジャックなのかというと・・・。
死んだと思われていた英次郎は、何とか生き延び、切り裂きジャックとして世界を駆け巡った。が、正体がバレたため、婿としてガイロスの跡を継いだ料亭で再び働くことになった。
そのガイロスも、ヘルクライム78柱のNo.66のスペルとして生まれ変わっていたことが判明し、ガイロスの弟・ダークラこと裁木慎五郎も大変驚いた!
英次郎
「おい、説明長い」
ディスティニー
「要するに、切り裂きジャック=裁木英次郎ってことだろ。
しかし驚いたな。英次郎がダークラの親戚だったなんて・・・」
英次郎
「私のお義父さん(ガイロス=スペル)の弟だからな」
ディスティニー
「まぁ、そんな話はさておいて・・・。なんでそんなに釣れるんだよ!?」
ディスティニーが不満を漏らすのも無理はない!
なぜなら英次郎はクサフグではない、キスやタコやカレイなどを釣っていたのだから!
リード
「うまいですね・・・!」
そういったリードは、またクサフグを釣った!
ディスティニー
「ねぇ、海へ潜ってモリで魚突いていいか・・・?」
ディスティニーの不満が募ってるようだった・・・。
そして、ディスティニーは釣り上げたクサフグを膨らまして、揉みだした!
ディスティニー
「はぁ・・・。富江(英次郎の妻)の・・・大きなおっぱいを揉みたい」
英次郎
「ちょっ・・・!?そういうのは、夫の前で言うもんじゃないだろ!?」
ディスティニー
「別に不倫してるわけじゃないし、お前に頼めば揉ませてくれるかと・・・」
英次郎
「お前の姉さんのを揉ませてもらえ!」
リード
「下ネタはもうやめて!っていうか、俺何気に空気だし」
そんなことをしながら、三時間は過ぎていった・・・。
彼らの様子を尋ねに、ファントムとアバウトが現れた!
ディスティニー
「何だ、お前ら?」
ファントム
「釣れているかどうかを見に来たのです。
どうやら、クサフグしか釣れていないようですね」
ディスティニー
「悪かったな!」
アバウト
「いや、我らからすると、都合良い!いま、クサフグを集めていたものでね!」
リード
「クサフグならムカつくほど釣れるから、ちいっと待ってな!」
二人はクサフグを釣りはじめた!
しかし、二人はアジやメバル、カワハギなどを釣りまくった!しかし、クサフグが釣れる様子はない・・・。
ファントム
「これはどうなっているんだ!?」
ディスティニー
「知らねぇよ!!」
リード
「そこら辺に落ちてるやつでも拾っていけば?」
アバウト
「活きているものでなくてはならないのだ!
仕方ない。他を当たるか・・・」
二人は立ち去った・・・。
しばらくすると、英次郎が口を開いた!
英次郎
「なぁ、私の料亭で食べて行かないか?」
ディスティニー
「なに?食わせてくれるのか!?」
英次郎
「ただし、妻の胸は揉ませぬ!!」
ディスティニー
「お前、あんな話信じてたのか?富江のこともっとかまってやれよ!」
英次郎
「っっっっ!!」
リード
「おまえらって、似ているよな。何となく。ってかお前ら絶対何かしらの運命で繋がってるよ!」
ディスティニー・英次郎
「似ていないから!!」
余裕そうな勢いだが、異次元に閉じ込められたアクアは悲惨だと思うぞ!?
時間がおかしい?ならば、時間の巻き戻し・早送りの出来るファインのせいかな?