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第12話・敵か味方か?謎の美青年ソウキ!:その2

ソウキは最後のほうにしか出ませんし、敵か味方かは一目瞭然だし・・・。しかし、栃木に恐るべき場所があったとは・・・。(※最後のほうに出てくる場所)

結局、赤鬼のキオウを倒せずに帰還した魔王一行・・・。

そして、ダークラはヘルクライムデビルの者達に、こう宣告した!


ダークラ

「みんな!修業しろ!そして強くなれ!!

今の戦闘力では生き残れぬぞ!!」


オメガ

「修業しろ・・・って・・・。なぜですか!?」


ダークラ

「俺には感じるんだ・・・。これから、とんでもない戦いが起きる・・・と」


フレア

「ああ、修業したほうがいいよ!」


すると、ビコーズがでしゃばってきた!


ビコーズ

「あんたみたいな下位ナンバーが言える立場じゃないと思うんですけど?」


メイン

「あんたのが格下(No.72)だし、オカマの分際でうざいし」


ビコーズ

「ひっどーい!オバサンのくせに、よく馬鹿に出来たものね!」


すると、メインは怒りに身を任せてビコーズを殴りつけた!が、ビコーズは怯まなかった!


ビコーズ

「ざけんな、クソババア!!」


ビコーズはそういうと、メインの腕を殴り切った!


メイン

「ぎ・・・ぎゃあぁぁぁっ!!」


このあと、夫のフレアも顔面を破壊されるわ、野次馬来るわ、リードに至ってはビコーズのぱふぱふを食らわされて、鼻血を出しながらぶっ倒れるわで大騒ぎになった!


ダークラ

「ビコーズ、見た目だけでなく、中身も変わったな・・・(初見」


ゼブラス

「あの・・・、アクアはどこだ?」


ディスティニー

「どっか行ってしまったが?」


ゼブラス

「あいつ、何しに行ったんだ?」


そのアクアはと言うと、知らない場所に着いてしまって、途方に暮れていた!


アクア

「どうしよう・・・。面倒だし、もう帰っちゃってもいい気がするけど、せっかく来たんだし探索するか・・・」


実はアクアは秋田県を通り過ぎたあと、青森県で引き返し、栃木県へたどり着いた!

そこからさらに電車やバスを利用した結果、殺生石のある、那須高原あたりに来ていたのだった!


そんな事も知らずにアクアは探索しだした!


アクア

「む!あの方角から異様な気配が・・・。行って見よう!」


三時間後・・・。


アクア

「臭ーーーい!!異様じゃなくて硫黄ってわけね!?

こんなんだから最下位なのかな、あたし?」


アクアが殺生石辺りを、文句言いながらフラフラしていると、自分より2、3歳くらい年下だと思われる女の子が前からやってきた!


その娘の周りを小さな風が吹いているのを感じた!


アクア

「(心の声:あの娘、ただの人間じゃなさそう。まさか、九尾の狐ってやつかしら?)」


アクアがそう思っていると、突然その女の子が突進してきた!


アクア

「うわっ・・・!?」


アクアは思わずシリモチをついてしまった!


アクア

「あいたたた・・・」


女の子

「ふふ・・・。最下位ナンバーから金を掠め取るのは簡単だなぁ☆」


アクア

「え・・・ええ?

な、ない!私の財布がない!こ、このドロボー!!」


女の子

「あははは!!あまり怒ると、早くババアになるよ?」


そういうと、その娘は逃げ出した!


アクア

「せ、せめて帰りに必要な金額ぐらいは返して!」


アクアはそういうと、その女の子を追っかけた!


しばらくして、全身が黒い雄山羊がひょっこり現れた!


黒山羊

「さっき、ヘボい娘から財布を盗んだ小娘・・・。風のリレンザだな?」


そう、この黒山羊こそ、ドッペルが死に際に言っていた、山羊座を司る12支星獣の一人・バリオだったのだ!


バリオ

「リレンザってやつを誘拐して、ソウキを呼び出すってのもいいな・・・」


バリオはそういうと、そっと二人の後を追いかけた!


そして、その様子を殺生石のある崖の上から眺める謎のキャラが・・・。


謎キャラ

「・・・行くか・・・」


一方、財布を盗んだリレンザは見知らぬ吊橋に出くわした!


リレンザ

「あれ、こんなところに吊橋なんかあったかしら?」


リレンザは不思議に思いながら、その吊橋を渡ることにした!

吊橋は不気味にきしみ、リレンザの恐怖心を煽った!


リレンザ

「うう・・・怖いなぁ・・・。早く渡ろう・・・」


すると、突然崖の岩が動き出した!その岩は生き物で、ロックトロールという化け物だった!


ロックトロール

「うまそうなメスガキだ!!喰ってやる!!!」


リレンザ

「ひっ・・・ひぎゃあああっ!!」


リレンザは訳の解らない化け物が突然現れ、ついに泣き出した!が、食べられたくなかったので、とっさにこう言った!


リレンザ

「あ、あたしよりも・・・大きなお姉さん・・・が、く・・・来るので、そっちを・・・食べても・・・か、構わないので・・・。ど、ど、どうかあたしは・・・見逃してください!」


それを聞いたロックトロールは、こんなチビを食うなら後からくるという大きなお姉さんを食べればいいと思った!


ロックトロール

「わかった!次の獲物が大きいなら、お前みたいなチビはサッサとどっか行け!!」


リレンザ

「あ、ありがとう!」


リレンザは涙ながらにそういうと、急いで橋の向こう側へたどり着いた!


リレンザ

「た、助かった〜。・・・財布盗ったり、あたしの代わりの餌食になってもらったり・・・ごめんね、大きなお姉ちゃん・・・」


リレンザはそういうと、また逃走を始めた!

その頃、アクアも例の吊橋へたどり着いた!


アクア

「うわぁ、吊橋とか嫌だなぁ・・・」


アクアは嫌々ながら吊橋を渡りはじめた!

しばらくして、例のロックトロールが現れた!


アクア

「ひゃあああ!!」


アクアはまたシリモチをついた!


ロックトロール

「お前、喰ってやる!」


アクア

「ちょ・・・!もうちょっと待ってよ!


アクアがそういいながら困惑していると、こちら側へ強力な妖気を感じた!

そこでアクアはとっさにこう言った!


アクア

「あ、あのさ・・・私よりもおいしそうなやつがそろそろここへ来るわ!」


ロックトロール

「なに?

ああ、たしかにお前より美味しそうな匂いがしてきたぞ!わかった。お前みたいな奴はサッサとどっか行け!」


アクア

「あ、はい!」


アクアはそういうと、急いで吊橋を渡りきった!


アクア

「助かった〜!

それにしても、あの手の化け物って妖気を美味しそうな匂いだと認識するのね・・・」


アクアはそう納得すると、再びリレンザを追いかけ始めた!


そして、バリオも吊橋へやって来た!


バリオ

「ふんっ、こんな吊橋サッサと渡るか」


バリオはそういって、平然と吊橋を渡りはじめた!

やっぱり、ロックトロールが現れた!


ロックトロール

「へへへ!いただきまーす!!」


バリオ

「俺を餌と勘違いするな・・・」


バリオはそういうと、ロックトロールの目を、二本の角で突き刺した!


ロックトロール

「がぎゃあああ!!目がぁ〜、目がぁ〜!!!」


バリオ

「俺は今急いでいるんだ!!」


バリオはそういうと、さっさと吊橋を渡った!

ロックトロールは目を潰されて悶絶していた。が、しばらくすると、その目は再生していた!


ロックトロール

「くくく・・・。俺はご先祖みたいな死にかたはしねぇぞ!」


ロックトロールはそういうと、人里の近くまで山を降りてきた!


ロックトロール

「へへへ!!もう誰でも喰っちゃうぞ!!」


ロックトロールが人を襲おうとした、その時!


ガイィィン!


誰かがロックトロールを切り付けた!


ロックトロール

「な、てめぇは誰だ!」


見ると、目の前にコウモリのような羽を持つ、ドラ○もんを長身にしてイケメンにしたような感じの男が立っていた!


謎キャラ

「誰だって?そうだな・・・。伝説の騎士、とでも言っておくか・・・?」


そういったかと思った、その時!!伝説の騎士はいきなり飛び上がった!


ロックトロール

「な、なんだ!?」


そして、伝説の騎士はロックトロールの脳天から思いっきり叩き斬った!

ロックトロールはあっという間に真っ二つになった!


ロックトロール

「お、お前・・・まさか・・・!?」


謎キャラ

「そう、俺は伝説の騎士・アーシェロンだ・・・」


なんと、謎キャラの正体は勇者アーサーとその弟のルービックの父親で、伝説の騎士のアーシェロン、その人だったのだ!!


アーシェロン

「さて、アイツラを助けに行かねば・・・」


アーシェロンは背中の羽で、アクアの向かった場所へ羽ばたいていった!


その頃、アクアはリレンザを取っ捕まえて、財布を取り返そうとしていた!


アクア

「私のお金、返しなさい!」


リレンザ

「いやぁ!」


すると、アクアは背後から肩を叩かれた!アクアはとっさに振り返った!

そこにいたのは、バリオではなく、美青年・ソウキだった!


ソウキ

「リレンザに何をしている・・・?」


ソウキの問いに、アクアはすかさず答えた!


アクア

「この娘が私の財布を盗んだんです。それで・・・」


ソウキ

「そうだったのですか・・・。リレンザ、返してあげなさい」


リレンザ

「はーい・・・」


リレンザは渋々、アクアに財布を返した!

アクアは財布を取り戻して一安心した!そして、アクアがソウキに質問をした!


アクア

「あの・・・。あなたがたはここら辺であまり見かけませんね。一体、何者なんですか?」


ソウキ

「そうだな・・・。我らは・・・」


ソウキが何かを言おうとした時、突然大きな地震が起きた!


アクア

「ななな何よ!?」


アクアはまたまたシリモチをついた!


リレンザ

「どうしたの?」


ソウキ

「まさかとは思っていたが・・・。そのまさかが起きてしまったか!」


物陰で隠れていたバリオは突然怯えだした!


バリオ

「ひぇぇ!!高いところは大丈夫でも、地震だけはダメなんだ・・・」


バリオはワープを使って逃げ出した!

アーシェロンもこの異変に気づいた!


アーシェロン

「異次元の壁が出来る前にあっちへ行かねば!」


アーシェロンは吊橋の向こう側の山へ急いで侵入した!すると、タッチの差で半透明の壁が山を覆った!


アーシェロン

「入ってはいけない領域に・・・はいってしまったのか・・・」


なんと、アクアやソウキ達は禁断の土地へ入ってしまっていたのだ!そして、ロックトロールはその土地へ侵入させないための門番だったのだった!

はたして、このあと現れる恐怖の存在に耐えられるか!


と、言ってもこの話とはほとんど関係ない、余計な話を二話くらい挟むんだけどね・・・。

13話・14話は題名と内容がおかしくなると思うので、興味ない人は15話まで待ってて!

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