プロローグ1
初めまして夢路です。
成り行きで書くことになった作です。
どうか広い心で読んでやってください
私蕪木さよりは、のんびりで少々天然であるらしい。何をするのも、人よりも時間が掛かってしまう。友人達に散々言われても、何故か早く行動することができない。母親はそうでもないけれど、父親がのんびりで天然なので、父に似たのかもしれない。天然の方は、正直よく分からないけれど…
この日も友人達との買い物のため、急いで支度をし、家を出た。待ち合わせ場所は、歩いて20分。友人達には10分程度かかる場所だ。
歩きながら、ポケットに入れていたアンティークの懐中時計を見た。この懐中時計は父と一緒に出掛けた時、誕生日の日に骨董品店で見つけて買って貰った物だ。一目惚れだった。普段自己主張しない私が、必死で頼んでいたので父が驚いていた。
この懐中時計を見ていると、力が湧いてくる。幾度となく落ち込んだときにも、これを見ていると元気になった。何故かは分かっていないけど、もしかしたら神聖な何かかもしれない。雰囲気が、父の実家に似ている気がするんだけど…
父の実家、つまり祖父の家は、代々続く神社の神主なのだ。父は次男なので跡を継がなかったけれど、私は祖父と一緒に毎朝神社の境内を、掃き掃除していた。その時の雰囲気に似ているのだ。
(未夢達に言っても呆れられるけど…)
懐中時計をポケットに入れた。
ふと反対車線の方を見ると、猫が道路を横断しようとしていた。右側には路上駐車。右車線からは、トラックが凄い勢いで向かってくる。
えっ、と思うまでもなく猫が道路を渡った。渡ってしまった。
(大変っ!)
私は猫を助けるため、慌てて道路に飛び出した。
猫をだきかかえる。
周りからは、大きな悲鳴。目の前にはトラック。そして私は意識を手放した。
なんかすいません。恥ずかしいですね
こんな感じて書きます。
よろしくお願いします。