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異世界はチートで溢れている  作者: 月兎
第1章 異世界へ
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ギルドへ!

ようやく仲間出てきた…

ノワールの端の街、ノクターンに着いた。

ノクターンの名前の由来は昼間が夜のように騒がしいからついたらしい。


現に朝になったばかりなのに街道にはガヤガヤうるさい酔っ払いで溢れていた


早足で進み、武器屋に立ち寄る。

扉を開けるとお決まりのコワモテが声を掛けてくれるが聞き流して商品を見る。コワモテの笑顔が消えて少し申し訳なくなったが早く強くなりたいという気持ちが勝ったので武器に集中…


「おや?君、転移者かい?」


出来なかった。

見ると中学生くらいの外見の少年エルフ(半袖半ズボンの見た目がまんま体操服…)がこちらを見つめてきている。


「…えっと、そうなんだけど君は?」


エルフはキョトンとしてから笑顔で


「あっ、自己紹介まだだったね、僕の名前はリオ。君と同じく転移者さ!まだこんなところに1人いたんだね〜」


と明るく挨拶してくれた。早速1人見つかった、って


「まだ?ってことは…俺最後の方なの?」


「まあだいたいね。今見つかってるのはえーと、96人だよ。」


ステータス表を見ながら少年エルフは答える

え?ステータス表そんな機能あったの?


「生存者確認もできるよ?今生き残ってるのは99人」


「へぇー便利だね……て1人足りなくない?」


「……そうだね、1人足りないね」


「…」


つまり死んでしまったということなのか?1ヶ月で?


「で、君はこれからどうするの?用が特にないなら転移者が作ったギルドに案内するけど」


「強くなりたい」


「ストレートだねぇ、ギルドには一旦来なよ君の知り合いももしかしたらいるかもしれないし」


頭に太一おじさんとあかりが浮かんだが太一おじさんの顔にはしっかり✕を付けておく


「…じゃあ一応挨拶はしとくよ」


「よしきた!なら早速出発するか、武器はギルドに何個かあるからここで買わなくてもいいよ。おっさん取引中止!またね」


手を掴まれ外に引っ張りだされる。

武器屋のおっさんは恨めしげな目だった…




手を掴まれて引っ張られながらまさかこのまま連れていかれるのわけじゃないよな、と思ってると俺が来た道を真っ直ぐ進む。


「そっちは外でフォーミュラとは逆方向だぞ?」


「そっか、君は知らないんだね。講和を結んでいる国は互いに移動しやすいようにワープを作っているのさ。主に重役とかが使えるんだけど緊急の用だと言えば一般の人も使えるよ」


「物知りなんだな…

ところでまさか常使ってるわけじゃない…よな?」


「?? そうだけど」


「いや、ダメだろ。だいたい毎回緊急で使わせてくれるのか?」


「最近は顔を見ただけですんなり通してくれるよ?愛想いい感じじゃないけど」


「諦められてるのか…」


街道の最初の曲がり角のところで曲がり、真っ直ぐ。教会が見えてくる


「あれか?」


「ピンポーン 毒を消してくれたり、呪いを解いたり…あそこは色々と使える施設認識でいいよ」


教会の扱いがひどい。そんな俺の気持ちを他所にずんずんリオは入っていく


入口に衛兵がいたが、リオの顔を見ると悟ったようにため息をついた。

心の中で謝りながら通る。入ってすぐ右へ、礼拝堂には行かず地下への扉を開けて降りていく。

螺旋階段を降りた先には黄色の光溢れる円が輝いていた。


「僕のギルドへ」そう言いながらリオは円の中に入る…目の前が唐突に真っ白になり、気がつくとどこかの地下に着いていた。

後ろには先程と同じ光の円、前には同じような螺旋階段。


「さぁ、行くよ皆が待ってる」


また引っ張られて急な螺旋階段をコケないように登って扉を開けるとそこはどこかの家のような建物の内部だった。


「みんな〜!新しい仲間連れてきたよ〜……えーと、そういえば名前なんだっけ?」


「…かっしー」


「へぇ、よろしくね 皆かっしーくんだよ今日から仲間の」ちょっと待て、いつの間にかギルドに入ることになっている!?反論しようと口を開きかけた時、


「かっしーーー!!!」と言いながら飛びついてくる猫の獣人が…あれ?顔に見覚えあり…


「もしかしてあかり…?」


「そうだよ、また会えたね!はぁ、良かったー生きてた!」


またまたちょっと待てーい!何故かあかりは背が同じくらいになり、髪も金髪の猫族になっていた


「ようこそ!ギルド「トランスフリー」へ!」リオがこちらを見ながらニヤッと笑った。

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