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橙色の時代

あの日

作者:haL.
 ナンバーワンにも オンリーワンにも

 なれない私たちの

 宝物みたいな ありふれた人生は

 子どもの頃に宝石と呼んだ

 路傍の小石に似ている

 日々流転する

 代わり映えしない 日常の中で

 小石のことなんて

 記憶の底に沈んでいるけれど

 例えば 不意に現れた段差に

 つまずいて転んだときなんかに

 傷口にへばり付いた小石を見つけて

 ああ 昔はこれを 宝石と呼んだな

 なんて思い出す

 それは 今日があの日と繋がっている

 何よりの証拠だ

 私たちの記憶の底の あの日は

 大切な人と誓いあった日であったり

 災害に見舞われた日であったり

 今は亡き人と初めて話した日であったりする

 あの日が 希望の日であろうと

 絶望の日であろうと

 確かに 路傍の小石みたいに

 ちっぽけに さりげなく

 今日にまで残っていて

 だから私たちは 傷口にへばり付いた小石を

 そっと優しく 払いのけ

 痛みをよそに 歩き出そう

 今日が あの日になる前に
今日が悲劇の日になるか、幸せな日になるかなんて誰だって分からない。だから、何が起こるか分からないけれども過去の思い出にすがり付くのではなく、過去の延長線上の確かな今日を、ありふれた特別な今日を生きていこう。そう想って書きました。

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