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一個目
三度の自慰の後の疲労感と抑鬱が春の夜の空にぽっかり浮かんでいる。何を僕はしているんだ。ベランダから見る街の灯が美しく見える。僕の醜さが誇張されていくような厭な感じがして、部屋に戻った。床に思わず落としたコーラのボトルからの囁き声のような炭酸の音が騒がしい。部屋の端から照らしてくる橙色の裸電球の光をぼうっと見つめてみる。
光の残像が部屋の暗闇の部分にふわふわ揺れている。
窓ガラスの冷たさが背骨から内臓を冷やしていく。
裸電球の光をぼうっと見ている。
こんな風に夜が過ぎていく。
翌朝多少は太陽の光を浴びなきゃと思って外へ出る。
どこかに遊びに行くらしい男子小学生……いつも僕の家の前でお辞儀していく。
ふと可愛いと感じてしまうのは心のどこかにある父性が働いているんだろう。吐き気がする、悪い意味で鳥肌モノだ。
こんな
こんな
こんな人間のクズに
父性があるなんて、ね。
トイレで吐いてしまう。吐くものなんて何も無いようなものなのに。こんな春休みを過ごしている。
何で生きてるんだろうな、と感じる。
かといって
死ぬ勇気もないんだけど。
……典型的なメンヘラって奴かな、ははっ。
ああ、小学生に戻りたい。
花の高校生なんてよく言うぜ。




