表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
文化祭
88/423

お弁当

相談室から出ると、そこには4人の姿があった。

「り、凛奈、その……ごめんッ!」

「私も、ごめん!」

2人は深く頭を下げた。

「ううん。大丈夫だよ。でも、あとで1人ずつ話を聞きたい」

「うん……わかった」



---------

昼食の時間。

「凛奈、今日朝練参加してなかったけど、なんかあった? それにそのほっぺどうしたの?」

と、巫愛が質問する。

凛奈は、真紀の方をチラッとみて、

「え、えと、その……」

「まぁ、いろいろあったんだよ! 」

マイが話に割り込み、話をそらす。

巫愛は少し目線を下げて

「……そう」

と言った。

「り、りん……香坂!」

凛奈を呼んだのは、蒼だった。

「弁当、一緒に食べね?」

北原中は給食ではなく、弁当だ。

「え、は、はい! マイ、巫愛、ごめん。行ってきてもいい?」

「うん。ダイジョーブ」

「ありがと!」

と言って、蒼のところへ向かった。



屋上で食べるのは、初めてだった。

「凛奈、ほっぺた大丈夫か?」

「は、はい。てか、なんで知ってるんですか?」

なんだか知っている人が多い気がする。

「小林センセーが言ってた」

「そ、そうなんですか」

どうやら蒼と凛奈の関係は顧問にまで知られ渡っていたようだ。少し恥ずかしくて、顔が赤かった。

「先輩、屋上で食べて大丈夫なんですか?」

「ああ。なんか許可もらった。小林センセーに」

「え!? どうしてですか?」

「さぁ?」

蒼は首を傾げた。

と、蒼は凛奈の顔をみた。

「腫れてる。だいじょーぶか?」

と、言って、凛奈の頬を触った。

凛奈は真っ赤になって、蒼はそれに気付き、

「ご、ごめん!」

と、手を離した。

「い、いえ」

「……でも、お前の顔に傷がついたらなんか悲しいな」

キーンコーンカーンコーン……

「あ、俺次移動教室だから行くわ」

「あ、はい」

「じゃーなー」

凛奈は、蒼が心配してくれて、少しだけ嬉しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ