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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
文化祭
87/423

原因

ガチャッ。

「失礼します」

「おう。香坂。担任の先生にはもう言ってあるから」

奥で小林が座って待っていた。

「あ、あの」

「ん?」

「どうして知ってるんですか?」

「あぁ。一般の人から連絡があってな。まったく。新学期早々道端で喧嘩だなんて」

と、ため息をついた。

「で、お前は東原姉妹の喧嘩の原因、知ってるか?」

「いえ、知りません」

「そうか。実はな、2人は昨日のことで揉めてたらしい」

昨日のこと。そう言われても心当たりがない。

「昨日、1年生で作業をしていて、その後だ」

「もしかして、私が前で喋っている時、ですか?」

「そうだ。他にだれかそのことに関して言っていなかったか?」

「花野さんと近藤さんが」

「……そうか。真紀が、由紀に今朝言ったらしい。あいつも見てたんだな」

「はい……」

キーンコーンカーンコーン……

「じゃ、また詳しい話は今度聞く。帰っていいぞ」

「はい。ありがとうございました」


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