喧嘩
始業式。
「あー学校始まっちゃったねー」
「やだなー。またテスト地獄あるよー?」
「でもクラスのみんなにあえるよ?」
と、3人はバスの中で話していた。
「あ、あれ由紀真紀じゃない?」
と、マイが指差す。
2人は、歩道で話していた。
「本当だ」
「でもなんか変じゃない?」
「なになに? 喧嘩?」
すると、由紀が真紀を突き飛ばした。
今度は真紀が由紀を平手打ちした。
「え、ちょっとこれヤバくない?」
と、凛奈が
「すみません! 降ります!」
と、バスを降り、走り出した。凛奈のあとに続き、2人もバスを降りた。
「真紀! 由紀!」
「ちょっと止めなよ!」
と、3人が殴り合いしている2人の間に入る。
マイが真紀を、樹奈が由紀を押さえた。
「やめて! 離して! 離せ!」
珍しく真紀が怒鳴っている。
「なに!? うちらが悪いっての!? ちょっと喋ってたぐらいじゃん! 」
「ち、ちょっと2人とも……」
「そうよ! あんたらが悪いの! 人が前で喋ってんだよ!?こんなやつが妹だなんて恥ずかしい!」
「はぁ!? 意味わかんないし!」
マイと樹奈が2人を必死に押さえる。
「2人とも落ち着いて!」
「うるさい!」
と、由紀が殴りかかろうとした時、凛奈が真紀の前に立った。
ゴッ!!
由紀の手が真紀ではなく、凛奈の頬に直撃した。
「凛奈!?大丈夫?」
すぐにマイが駆け寄った。
「ご、ごめ……」
真紀も由紀も冷静さを取り戻し、真っ青になった。




