サプライズ
みんなで作業をしていると、2年ホルンの代表の天野ユリカが凛奈を呼び出した。
「えっとね、3年が選んだ曲なんだけど、3年が前で演奏するんだって。だから、曲が終わったあとにサプライズにうちら1、2年で演奏しようと思うの」
「は、はい」
「それでね、代表の凛奈と私で、花束を用意しないといけないの」
「買うんですか?」
「うん。1、2年の人に臨時集金していいって小林先生が言ってたから」
「わかりました。みんなにも伝えておきますね」
「うん。よろしくね」
「はい」
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「みんなー、ちょっと聞いてー!」
と、みんなが一斉に振り向いた。
「えっと、本番のことなんだけど、先輩たちにサプライズで1、2年だけで演奏することになりました」
「おぉ〜」
「いいね〜!」
と、声が上がった。
「それで、花束を渡すんだけど、臨時集金することになりました。1人1000円ずつです。来週の金曜日までに私か、ユリカ先輩に渡してください」
「「はい!」」
「それじゃ、今日の作業はここまで!練習に戻ってください」
「お疲れー!」
と、周りの人は次々と教室を出て行く。が、なんだかマイはイライラしたようにそこに留まっていた。




