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代表者は?
「……さてと。代表者だけど、誰か立候補いる?」
昼休みが終わり、各学年で集まり、ミーティングをしている。
今は巫愛が司会進行しているが、代表者はまだ決まっていない。
「えーっと、立候補がいなかった場合なんだけど、部長・副部長が公平にじゃんけんにしろって」
「「えぇ〜!?」」
「もうっ! さっさと決めちゃうよー! 勝った人が代表者ね! いくよ! じゃーんけーん……」
周りをみると、グー、グー、パー、パー、グー……。
「よかったぁ〜!」
と、負けた人の中から安堵の声を出す者がいた。
凛奈は、じっと手のひらを見つめ、ため息をついた。
勝ち残ったメンバーは、
日向、藍、菜穂、凛奈、聖菜、真紀、麻由の7人。
「い、いくよー! じゃーんけーん……」
「う、うそ……」
周りを見渡すと、パー、パー、パー、パー……。
凛奈は、指を二本立てていた。
1人勝ちだった。
「はーい! それじゃ、代表者は凛奈に決定でーす」
『う、嘘でしょ〜!?』
凛奈は昔から運がいいのか、悪いのか、よくじゃんけんに勝っていた。




