再び告白
「香坂」
練習が終わり、片付けている時に蒼に呼ばれた。
「は、はい」
「今日、一緒に帰れる?」
「あ、まだわからないです」
「そっか。一緒に帰れるなら校門前で待ってる」
「わかりました」
蒼は去って行った。
と、マイがこちらに寄ってきた。
「凛奈〜。今日、海内先輩と帰っていいよ?」
と、マイは凛奈の方をポンッと叩いた。
「頑張れ」
と、凛奈の耳元で言った。
凛奈は
「ち、ちょっと!」
と、顔を赤く染めてマイを叩いた。
「蒼先輩」
言われた通り校門前に来た。
蒼は、自転車に乗って待っていた。
「あ。香坂。花野と伊野と一緒に帰らなくて大丈夫か?」
「あ、はい。今日は別々で帰るって言ってきました」
「そっか。じゃあ行こっか」
と、蒼は自転車から降りた。
「……香坂」
「は、はい!」
緊張していて、変な声が出てしまった。
「こないだの話。返事聞かせてほしい」
「……。私も、先輩の事が好きです」
2人は止まることなく、歩きながら話した。
「もし付き合ってほしいって言ったら?」
「私も付き合ってほしいって言います」
「……そっかじゃあ、」
「好きです。私と付き合ってください」
「俺も言おうと思ってたんだけど」
2人は笑った。
「あ、私こっちなんで」
「あ、そっか。じゃあな」
と、蒼が止まり、凛奈の耳元でささやいた。
「大好きだよ。凛奈」
凛奈は顔を真っ赤にし、
「さ、さよなら!」
と、走って帰った。
『り、凛奈って呼ばれちゃった!』




