告白
「俺と付き合わない?」
「……え、え?」
凛奈は突然の蒼の言葉に顔を真っ赤にして動揺している。
「だ、だから、好きってことだよ!」
蒼も凛奈につられて赤面し、早口になって言った。
「……お前は、どうなんだ?」
「……私は、私も蒼先輩の事が好きです! だけど、その、付き合うかどうかは……」
凛奈はうつむいた。鈴音に言われた事を思い出したのだ。
《もう、蒼くんに近づかないでくれる?》
あの鈴音に、逆らえるのか。凛奈は鈴音の言葉が頭の中でぐるぐるとまわっていたのだ。
「まぁ、返事は今度でいいよ。そっちの事情もあるだろうし」
「は、はい」
《プルルルル……プルルルル……》
〈あ、もしもし凛奈〜? どうだったの? 海内先輩の家〉
凛奈は帰る途中、巫愛に電話をした。
「ふ、巫愛! あのね、わたし、私……」
〈お、おう。どした?〉
「告白……されちゃった。蒼先輩に……〉
〈へっ!? う、嘘!? おめでと〜! もちろん、Yesだよね?!〉
「うーん。ビミョーなんだ。それが」
〈は? な、なんで!?〉
「鈴音先輩が、ね」
〈……もう言っちゃったら? 私、蒼先輩と付き合いますって〉
「え、でも」
〈いつまでもうじうじしてるの? 恋愛に先輩後輩カンケーないでしょ?〉
凛奈は1度立ち止まった。
「……それもそうだよね。1回行ってみようかな」
〈うん! がんばれ! 応援してるよ!〉
「うん。ありがと。じゃーね」
〈バイバーイ!〉




