表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
吹奏楽部の恋愛事情
66/423

強敵!?

「みなさん、おはようございます」

「「おはようございます!」」

「えーっと、まどか保育園での交流会、チームをまだ決めていないようなんで、今から発表します」

「「はい!」」

まどか保育園では、毎年演奏だけではなく、園児たちとのふれあいの時間がある。


凛奈はオレンジグループだった。

オレンジグループには、蒼もいたが、鈴音は違うグループだった。




昼休み。みんなでお弁当を食べていた。

「凛奈ちゃ〜ん。ちょっといいかな〜?」

と、鈴音に呼び出された。

「は、はい……」

その場が凍りついた。

みんな凛奈が鈴音に呼び出された理由がなんとなくわかるからだ。



「凛奈ちゃんさ、こないだ蒼くんにお姫様抱っこされてたよね〜!」

鈴音はリップを塗りながら話した。

2人は音楽室より少し離れたトイレで話していた。

「は、はあ……」

「鈴音ね〜、今、蒼くん狙ってるんだ〜! だからね、……言ってることわかる?」

鈴音がぐいっと凛奈に顔を寄せた。

「え、えと、」

「もう蒼くんに近づかないでくれる?」

「え、」

「だからぁ〜、鈴音が先に狙ってたのに、途中から蒼くんを取らないでって話だよ〜」

と、鈴音が低い小さな声で言った。

「鈴音が飽きたらあなたにあげる」

「……」

「じゃあ、鈴音もう行くね〜! じゃあね〜!」

「は、はい」


「はぁ……」

凛奈は大きなため息をついた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ