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恋敵は?
「うーん、それは恋じゃない?」
「恋?」
巫愛と凛奈が座って話す。
「まぁ、今のところクラの鈴音先輩が狙ってるって噂だし。頑張りなー」
矢賀 鈴音は、2年生のクラリネット担当で、
マイに負けないくらいの美少女だが、とてつもなく腹黒い。
「えー?」
「鈴音先輩ってさ、 あれでしょ?人のカレシとってさ、すぐに捨てちゃったり、ロックオンしたら飽きるまでつきまとうからさー。まぁ、頑張れー」
「う、うん」
「私そろそろ戻らなきゃ」
「うん。ありがと」
と、巫愛が走って行った。
『鈴音先輩、か』
なかなか難しい恋敵だ。
〈もしもーし。〉
「あ、マイ、やっほー。あのさ、こないだの話なんだけど、」
〈えっ!?う、うん……。〉
「私もマイの気持ちなんとなくわかったよ。」
〈えっ!?それって……好きな人ができた、とか?〉
「んー?まぁー、ね。」
〈へ!?マジでー!?私も応援する!〉
「う、うん。ありがと。」
凛奈は真っ赤になってベッドに寝転んだ。




