表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
吹奏楽部の恋愛事情
63/423

怪我

翌日。部員たちは外周をしている。

「わぁっ!」

ドサッ。凛奈がつまづいて転んだ。

「いったたた……」

「どうしたの?」

「凛奈大丈夫?」

「足首痛い……」

「血出てるよ!」

「なに? どーした?」

蒼が部員たちの群れを覗き込んだ。

「蒼! ちょうどよかった! 凛奈保健室に連れてってあげてよ」

2年生の先輩が言う。

「えー? 俺?」

「いいからはやく! 私が先生に言っとくから!」

バンっと早苗に背中を叩かれ、

「えー、わかったよ」

と、蒼は凛奈を軽々と持ち上げた。

「え、海内先輩!?」

「ん?だってこうじゃないと運べないだろ?」

「す、すみません……」

他の男子がニヤニヤしながらこちらを見ている。

『恥かしい……』


2人は保健室に向かった。

「んー、あと少し」

「すみません」

「おまえさっきからすみませんばっかだなww」

「なんで笑うんですか!」

「あ、あとさ、お前意外と重い!」

「やめてくださいよ〜!」

と、凛奈が暴れた。

「わっ! 嘘だって! 悪かった! 悪かったよ!」

「もう〜!」

凛奈が顔を真っ赤にする。



「失礼しまーす。先生いますかー」

シーン。

「なんだよ。またいないのか」

保健の先生は野球部なので、夏休みは鍵を開けたまま部活へ行く。

「そっちのイスに移ろっか。立てるか?」

「あ、はい。大丈夫です」

と、凛奈は立って歩こうとした。

「わっ!」

と、途中よろけて、蒼に支えられた。

「あっぶねー。だいじょーぶか?」

ドキン。凛奈は、謎の感情に心を締め付けられた。

「足首、ちょっと腫れてるな」

と、包帯を巻いてくれた。

『顔近っ!』

さらにドキドキする。

「誰か来てくれるだろうし、俺もう戻るわ」

「あ、はい!ありがとうございました!」

「じゃーな」

と、凛奈の頭に手をのせた。


「凛奈ー。だいじょーぶ?」

と、蒼が出て行った直後に巫愛が様子を見に来た。

「て、えぇ!? 凛奈、顔真っ赤だよ!? どうした? 熱でもある?!」

「巫愛、私、なんかおかしい……!」

と、ますます顔が火照った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ