61/423
マイの恋
「え、マジで!?」
「マジだよ!」
と、マイは真っ赤になって顔を隠す。
「……」
「え、ちょ、ちょっと待って、聞いてもいい?」
「え?」
「朝緋の、そのー、どこが好きなの?」
「えっと、その、いつも笑ってるし、かっこいいし、優しいし……」
「かっこいい?優しい?どこが??」
「もっ、もういいでしょ!おやすみ!」
「はいはい。電気消すよー」
と、凛奈は電気を消した。
「おやすみー」
『知らなかった。マイ、朝緋の事好きなんだ』
「マイ、おはよ」
「んー、おはよー」
「もうそろそろ起きなよー」
「はいはい」
2人はバス停に向かった。
「マイ、私さ、」
「ん?」
「マイの恋、応援するよ」
「え!? なにそれ!」
と、またマイが顔を真っ赤にした。




