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北原中学校吹奏楽部  作者: 星野 美織
入部
6/423

羨ましい

「はぁ〜」

『やっぱ小学校の時より練習キツイ……』

パート練習が終わり、マウスピースを洗いにきた凛奈。すると、トイレからオーボエパートの濱田藍が出てきた。

『あ、濱田さん』

凛奈の先輩、杏の妹だ。

『ちょっと声かけてみよっかな……でもちょっと図々しいかな……』

凛奈が戸惑っていると、藍がこちらへ来た。

「あのさ」

激しく動揺している凛奈と対称的に、

藍は微笑していた。

「いいね。トランペット。希望者が多くてはいれなかったなぁ」

「そ、そうだよね!カッコいいし! でも、オーボエの音、私好きだよ!」

気に障ったのか、藍はうつむく。

「わたしも、やりたかったなぁ」

と、ボソッと言った。ハッとした様子でこちらを見る。そして、

「ごめん、気にしないで。あ、私の事は藍でいいよ。じゃあ、もういくね。バイバイ」

「うん、またね」

凛奈はすぐに2の1に戻った。

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